神戸新聞NEXT
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 衆院選が公示された27日、兵庫10区(加古川、高砂市、稲美、播磨町)では、小選挙区制導入後最多タイだった前回と並ぶ5人が立候補した。(届け出順)

■渡海紀三朗氏(77)自・前 政治の改革をやり切る

 経済、外交、安全保障で政策の方針転換をし、総理は進退を懸けて国民に問うという。しっかり受け止めて選挙に臨む。

 前回、政治改革を私の手でやると訴え、国政に送り出してもらった。残念ながら、その後の情勢変化でやり切ることができなかった。このまま終わらせるわけにはいかない。政治の信頼があってこそ、国民に私たちの声を聞いてもらえる。良い政策をいくら訴えても、信頼がなければ届かない。

 安定した社会保障のため消費税は大切な財源だ。税率を下げるとか廃止するとか、そんなことで選挙をやってはいけない。超党派の国民会議で税と社会保障の一体改革を進める。国民が安心して暮らせる社会保障を築くための舞台づくりをしたい。

 古里2市2町の発展のため、長年の経験で培った人脈や力を使い、再度汗をかかせてもらいたい。もう一度チャンスを与えてほしい。(まとめ・増井哲夫)

■藤原誠也氏(37)参・新 「使えるお金」を増やす

 「使えるお金」を増やすことを訴えたい。国民負担率は46%で、年々増えている。「使えるお金」がどんどん目減りしている状況だ。税金だけ下げても意味がない。税金と社会保険料の合計である国民負担率を下げることを訴えていく。

 社会保険料は、今後ますます増えていく。特に若い世代には、日常生活で「使えるお金」が目減りしていくのではないかという将来への不安がある。

 私は37歳の子育て世代。同世代で「結婚できない」「結婚しない」という人が周囲には多い。人生の大きな決断ができない状況は政治の影響が大きい。外交では、対外的に毅然(きぜん)とした対応が必要。国益を守ることを優先した外交ができていない。

 前回の衆院選、昨年の参院選に続き、3回目の国政選挙。三度目の正直で、国民の思いを政治に訴えたい。日本や子供たちの未来を真剣に考えていく。(まとめ・宮崎真彦)

■奥田芙美代氏(60)共・新 財源を示して消費減税

 共産党の選挙のスローガンは「ブレずに働く。暮らし、平和、人権」。

 物価高の中で、オリーブオイルやバター、チョコレートなどの価格が1・5~2倍になっている。私も生活者の一人として、2~3日考えてから買い物するようになった。みんなが困っている中で、各党が消費減税を突然言い始めた。共産党はずっと前から消費税を5%にして、いずれは廃止すると言い続けてきた。財源も示しながら訴えていきたい。

 高市政権が非核三原則の見直しや武器輸出解禁をもくろんでいる。全体の中心が右へ右へと進んでいるのが心配。ぶれずに平和主義を訴え続けてきた党の声を届けたい。

 子どもの人権に関して、日本は悲惨な状況にある。生活には直結しないが、生きることの根本に人権がある。日本が遅れているということを訴えたい。(まとめ・斎藤誉)

■隠樹圭子氏(54)中・新 市民目線の政治改革を

 物価は上がり、働いても働いても生活の不安は消えない。介護や福祉の問題、教育の家計負担も大きい。そんな状況下で、まず私たち中道改革連合は、食料品にかかる消費税を恒久的になくす。現実路線の政治改革を進めていく政党だということを理解してほしい。

 兵庫10区で3回目のチャレンジ。なぜここで立ち続けるのか。あらがい続けること、強い方に対して物を申そうという姿勢を示すことが政治を変える一歩になると、有権者の皆さんに伝えたい。加古川も源流は小さなせせらぎ。私も小さな一歩から始まり、それが中道改革連合という塊になり、日本の政治を変える大きな流れに育てたい。

 政治は私1人の力では変えられない。皆さんと同じ目線、価値観で、手を携えて政治を変えていく。皆さんがすぐそばで気配を感じられる、そんな政治家として歩ませてほしい。(まとめ・中川恵)

■掘井健智氏(59)維・元 改革止めず政治を前に

 長い間、政治は「言うだけ」「やるやる詐欺」と言われてきた。経済や安全保障など難しいことは後回し。決断は先送り。日本は停滞を続けてきた。もっと早くやるべきだった改革や課題を先送りにしてきたのは日本の古い政治だと思う。

 しかし今は違う。この数カ月、維新が改革の推進役となってきた。高市政権と結んだ「12本の矢」は、スローガンではなく実行するための契約書。暮らしが良くなった感じはまだないかもしれないが、株価や経済指標など数字ははっきりと変化している。

 自民単独ではなく、政権に緊張感を持たせる存在がどうしても必要だ。それが日本維新の会。守る政治なのか。変える政治なのか。どちらが日本に必要かを選ぶ選挙。官僚任せ、決断を先送りする政治は終わりにしないといけない。改革を止めないで、政治を前に動かしていきたい。(まとめ・田中朋也)

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