明石海峡大橋特集
明石海峡大橋が4月で開通から3年を迎えるのを機に、さくら総合研究所関西調査部(神戸市)は7日、地域経済への波及効果をまとめた。「世界最長の橋」が観光客を引きつけ、淡路花博「ジャパンフローラ2000」が後押しした形で、3年間の経済効果額は推計5758億円。しかし景気低迷で扱い貨物量は伸び悩み「物流関連での効果は比較的少なかった」という。
淡路地区の観光客数は橋が開通した1998年度は約2300万人と前年度の3倍増。99年度は約1500万人に落ちたが、2000年度は花博効果で「1600万人は超えそう」という。
神戸周辺の観光地にもプラスに働き、県内での買い物や飲食、宿泊などの効果額は1927億円。他産業への影響を合わせた生産誘発額は、一般の観光が3349億円、花博関連1411億円の計4760億円に上ったという。
一方、徳島・神戸間の所要時間が4割弱短縮されたことから、「翌日配送」地域が「当日配送」になる動きも。同総研は短縮された時間をもとに、効果額を3年分で998億円とはじいた。ただ、物流関連約230社へのアンケートで、取扱貨物量の変化が「特にない」とした回答が7割を占め、「2年目までは増加したが、最近は横ばい」も1割強。同総研は「巨大なインフラを生かすのは“祭り”が終わったこれからが正念場」(小沢康英主任研究員)としている。
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