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震災インタビュー

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(撮影・石崎 勝伸)
(撮影・石崎 勝伸)

 ゆっくり進める方法もあった
 阪神・淡路大震災の被災地は震災前、神戸市長田区の真野地区をはじめ、「住民参加のまちづくり」の先進的な都市だった。ただ、災害への備えはなかった。震災後の復興計画も、平時のマスタープランが下地だった。高層化して保留床を売却する再開発や、土地の資産価値が上がることを前提にした区画整理の事業導入は、バブル期の発想を引きずっていた。

 事業地区以外では震災から三年間で個人の住宅復興がかなり進んだが、まちづくり事業は完了まで十年前後。このギャップがいったん地区外に出た人を戻りにくくし、地区に新たな住民を呼び込むことを難しくした。

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2004/10/3
 

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