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震災インタビュー

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(撮影・神子素 慎一)
(撮影・神子素 慎一)

 演奏で被災者癒やし続け/復興への生命力実感

 大阪で震災に遭った。
 被害はほとんどなかった。ロックバンド「ソウル・フラワー・ユニオン」で活動しており、震災直後から何か手伝いたいと思っていた。一週間ほどたったころ、重度障害者の福永年久さんという人が「今、神戸の人はみんな障害者。私は慣れているから、みんなを助けられる」と語っているのをテレビで見た。むっちゃロックで、パワーがあった。この時期に言えるってすごいと思った。番組の最後に、四十ぐらいのボランティア団体の名前と連絡先が流れた。慌ててメモした。神戸に行こうと、メンバーを誘った。ボランティア団体に電話をかけたが、「すぐ来て」とは言われなかった。まず、電気のない被災地で演奏するため、三線、沖縄のカスタネット「三板(さんば)」、和太鼓などで、民謡や戦前、戦後のはやり歌を練習した。

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2005/2/9
 

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