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神戸新聞平和賞を受ける植月正章さん(中央)、高士薫・神戸新聞社社長(右)=8日午前、神戸メリケンパークオリエンタルホテル(撮影・大山伸一郎)
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神戸新聞平和賞を受ける植月正章さん(中央)、高士薫・神戸新聞社社長(右)=8日午前、神戸メリケンパークオリエンタルホテル(撮影・大山伸一郎)

神戸新聞平和賞を受ける植月正章さん(中央)、高士薫・神戸新聞社社長(右)=8日午前、神戸メリケンパークオリエンタルホテル(撮影・大山伸一郎)

神戸新聞平和賞を受ける植月正章さん(中央)、高士薫・神戸新聞社社長(右)=8日午前、神戸メリケンパークオリエンタルホテル(撮影・大山伸一郎)

 優れた業績を挙げた兵庫県ゆかりの個人・団体を顕彰する「第70回神戸新聞平和賞、文化賞、社会賞、スポーツ賞」の表彰式が8日、神戸市中央区の神戸メリケンパークオリエンタルホテルで開かれた。平和賞は、神戸マラソンの実行委員会会長として、2011年の第1回大会からけん引する兵庫陸上競技協会会長の植月正章(うえつきまさあき)さん(78)=芦屋市=が選ばれた。

 スポーツ用品メーカーアシックス勤務時代から、海外のマラソン大会支援に携わってきた。退職後の04年から同協会会長を務め、マラソン文化を発信してきた。神戸マラソンを通じ、阪神・淡路大震災の経験と教訓を伝えている。

 文化賞は、造形作家の新宮晋(しんぐうすすむ)さん(78)=三田市=が受けた。風や水といった自然の力で動く彫刻で世界的に知られ、東日本大震災の被災地支援のためのアートプロジェクトも展開している。

 2006年に一人息子を過労で失った西垣迪世(みちよ)さん(71)=神戸市=には社会賞が贈られた。「全国過労死を考える家族の会」に加わって、兵庫代表として過労死を防ぐ法律の制定に奔走し、啓発活動も続けている。

 スポーツ賞には、昨年、「第16回世界剣道選手権大会」の男子個人戦で頂点に立った兵庫県警の網代忠勝(あみしろただかつ)さん(35)=明石市=が選ばれた。日本代表として最年長、初出場で快挙を果たした。

 表彰式で神戸新聞社の高士薫社長が「地域内外に通じる活躍。受賞おめでとうございます」とあいさつ。受賞者を代表し植月さんは「神戸マラソンは多くの関係者や沿道の市民に支えられており、こうした全ての人を代表して賞を受けます。これからも人と人との絆を大切に、理念と友情を確かめながら次代へと引き継いでいきたい」と語った。(長嶺麻子)

2016/6/8
 

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