２０日に開かれる第６回神戸マラソン（神戸新聞社など共催）で、沿道の応援客に炊きたてのご飯約千食を振る舞うイベント「茶ゃ～碗（わん）ご当地グルメ」が、コース近くの神戸市長田区、六間道商店街で開かれる。近くの飲食店がおかずの屋台も出店する。店主らは「神戸のおもてなしをアピールしたい」と意気込む。（小西隆久）

　マラソンの往路と復路を移動する応援客らの通り道にある六間道四丁目商店会が第１回から、東日本大震災の被災地の米を購入して提供している。地元の商店がぼっかけ入り卵焼きやアンコウの唐揚げなどを販売し、ご飯と一緒に味わってもらう。

　今年は新たに、新長田を拠点に活動するスチールパンバンド「ファンタスティックス」の公演（正午、午後２時）やマジックショー（同１時）も企画。近くの本町筋商店街では、プロの指導で包丁研ぎや靴のデコレーションなどが体験できる「ほんマニアほんまちズム」（午前１１時～午後４時）も同時開催される。

　商店街には各店のアピールポイントをまとめた「できます看板」も並び、主催する本町筋商店街連合会振興組合の山本豈夫（やすお）会長は「市と県の合同庁舎移転も控えており、新しいお客さんに足を運んでもらうきっかけにできれば」と話す。

　午前１１時から午後４時まで（ご飯はなくなり次第終了）。

　神戸ながたＴＭＯＴＥＬ０７８・６１２・７２６０