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神戸マラソンエキスポに初出展する宮城県南三陸町の若手フィッシャーマンたち
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神戸マラソンエキスポに初出展する宮城県南三陸町の若手フィッシャーマンたち

神戸マラソンエキスポに初出展する宮城県南三陸町の若手フィッシャーマンたち

神戸マラソンエキスポに初出展する宮城県南三陸町の若手フィッシャーマンたち

 第6回神戸マラソンに先立ち、18、19日に神戸・ポートアイランドで開かれるプレイベント「神戸マラソンEXPO(エキスポ)2016」に、東日本大震災や熊本地震の被災地から出展がある。宮城県南三陸町の若手漁師たちは、ホタテ販売で「海の豊かさや支援への感謝の気持ちを届けたい」とし、「熊本城マラソン実行委員会」は元気を取り戻しつつある街をPRする。

 エキスポは第1回からランナー受け付けに合わせて開かれている。スポンサーなど29団体が企業や商品を紹介し、7団体がグルメブースを出す。

 グルメブースに初出展する宮城県漁業協同組合志津川支所青年部の28~37歳の漁師たちは、大粒の焼きホタテ7300枚を1枚300円(2枚500円)で販売する。菅原由輝部長(36)によると、震災前に30人近くいた部員は半減。来場する部員も多くが被災し、家族を亡くした人もいるが「みんなで復興しよう」と一丸になり、海の環境保全や漁業の復興に取り組んできた。菅原さんは「漁業に情熱を注ぐ男前をそろえたので、ぜひ会いに来て」と交流に期待。出展を呼び掛けた同町職員西條和広さん(29)も「復興の息づかいや頑張る姿を知ってもらい、培った絆をさらに深めたい」と話す。

 来年2月に熊本市内である熊本城マラソン実行委員会は、大会マスコットキャラクターを登場させ、同市内や阿蘇地域の観光パンフレットなど約10種を配る。同市内でも被災家屋の解体が続くが、実行委は「地震から半年が過ぎ、元気に動きだした熊本を知ってほしい」と訴える。

 エキスポは18日午後1~8時、19日午前10時~午後7時。入場無料。(阿部江利)

2016/11/17
 

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