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まちある調査団

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日本気象協会が発信する指数情報。「除菌指数」や「レジャー指数」も (「tenki.jp」より)
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日本気象協会が発信する指数情報。「除菌指数」や「レジャー指数」も (「tenki.jp」より)
5月に登場した「蚊ケア指数」。レベル1「心配なさそう、でも油断大敵」から、レベル5「蚊に注意! 蚊ケア必須」まで地域別に対策の必要度を知らせる(「tenki.jp」より)
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5月に登場した「蚊ケア指数」。レベル1「心配なさそう、でも油断大敵」から、レベル5「蚊に注意! 蚊ケア必須」まで地域別に対策の必要度を知らせる(「tenki.jp」より)

 空模様が変わりやすい梅雨時は、天気予報の「洗濯指数」や「服装指数」が役に立つ。ところで、いつの間にか「〇〇指数」の種類が増えていないだろうか。気になって気象関連のホームページをのぞいてみると、「のど飴(あめ)」や「アイス」「シミ・リバウンド」まで、見慣れない指数の数々が。「何でもあり?」と突っ込みたくなる衝動を抑え、発信元にその背景を聞いてみた。(大盛周平)

 一般財団法人日本気象協会(東京)が運営する天気予報専門サイト「tenki.jp」。蒸し暑さの程度を示す「不快指数」などおなじみのものから、食べたくなる、飲みたくなる度合いを示す「アイス」「ビール」の指数まで、現在18種類が載っている。

 同協会によると、内訳は通年の11種類と夏季限定の7種類で、さらに冬季限定で7種類が控える。「別のコーナーに載せている熱中症情報や、北海道限定の路面凍結情報『つるつる予報』も指数の一種です」と広報担当、加藤綾子さん。

 一般公開していない企業向け指数も数種類存在し、現在は運用を終えたものも複数あるという。残念ながら資料が乏しく、1950年代にアメリカで生まれたとされる不快指数などを除き、多くは成り立ちが不明だった。

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 増え続ける指数。その狙いを同協会の開発担当者、堀江祐圭(ゆか)さんに聞くと「数字の集積である気象データを、いかに暮らしやすさにつなげるかが本質です。何でもあり、ではありません」ときっぱり。

 指数のほとんどは、気温や湿度、風速、降水量など同協会が持つ膨大な気象データを、同協会が独自に生み出した計算式から導いている。何をどう掛け合わせるかは「企業秘密」というが、データ分析の専門家らが数カ月から1年以上かけて緻密に編み出している。

 最近のトレンドは、企業との共同開発だ。のどの乾燥しやすさを示す「のど飴指数」(2011年~)はロッテと、日焼け止めなど肌のダメージ対策を促す「シミ・リバウンド指数」(16年~)は資生堂と。気象データを商品の需要予測などに活用したい企業側の戦略もあり、販売データと掛け合わせた新種が続々生まれている。「学術的に信頼に足る指数であることが大前提」と堀江さん。

 今年5月、同協会内から「ここまできたか!」の声が上がった新作が登場した。殺虫剤大手「アース製薬」とタッグを組んだ「蚊ケア指数」だ。

 同社が持つ過去10年の蚊・ハエ関連製品の販売データと気温の関連を分析。蚊対策の必要度を5段階で表し、7日先まで予報する。同社マーケティング総合企画本部の渡辺優一さんは「蚊の発生と気温の相関関係を探るのに、中長期的な気象データは魅力的。指数を参考に、蚊対策の意識を高めてもらえれば」と話す。

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 ここで豆知識を一つ。日本気象協会によると、ネットのアクセス数が多いトップ3がある。毎日役立つ「洗濯指数」と「服装指数」に、肩を並べるのは天体観測の目安になる「星空指数」。

 指数90 きれいな星空が広がりそうだよ

 日常にロマンが足りないと感じているみなさん、参考にしてみてください。

2018/6/27

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