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人工島の街角花壇でサツマイモの苗植えを体験する親子ら=神戸市東灘区の六甲アイランド(六甲アイランドを美しい街にする会提供)
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人工島の街角花壇でサツマイモの苗植えを体験する親子ら=神戸市東灘区の六甲アイランド(六甲アイランドを美しい街にする会提供)
人工島の街角花壇でサツマイモの苗植えを体験する親子ら=神戸市東灘区の六甲アイランド(六甲アイランドを美しい街にする会提供)
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人工島の街角花壇でサツマイモの苗植えを体験する親子ら=神戸市東灘区の六甲アイランド(六甲アイランドを美しい街にする会提供)

 人工島の六甲アイランド(神戸市東灘区)にある街角花壇で、住民たちによるサツマイモの栽培が始まった。親子連れなど約130人が5月中旬、住民団体のレクチャーを受けながら鳴門金時の苗を180株植えた。秋に収穫し、近くの神戸国際大学(同区向洋町中9)の学生らが焼き芋にして振る舞う予定という。 

 人工島での生活は土に触れる機会が少ないため、住民団体の「六甲アイランドを美しい街にする会」が2006年に始めた。今年は六甲ライナーのアイランドセンター-マリンパーク間で、チューリップの栽培を終えた花壇2カ所(計約190平方メートル)を使用する。

 苗は徳島県鳴門市の「仲井農園」から購入した。苗植え当日は美しい街にする会の世話人が作業のポイントを説明し、参加者は割り当てられた区画に丁寧に苗を植えて土をかぶせ、水をやった。同会のメンバーで植えたものを合わせると合計は500株に上る。

 以前は収穫後に花壇で焼き芋にして食べるのが恒例だったが、新型コロナウイルス禍と同会の人手不足を理由に、ここ2年はできていない。

 一方で昨年、新たなつながりもできたという。神戸国際大の学生サークルの提案で、住民が収穫したサツマイモを学生らが大学に持って行き、焼き芋に調理して振る舞ってくれた。今年も同じ方法を計画しているという。

 六甲アイランドではビルの屋上や街角に貸農園ができ、徐々に農業が身近になりつつある。美しい街にする会の梅崎俊文代表は「親子で水をやり、草を抜いて育てる楽しみ、収穫したときの喜びを感じてもらいたい。それをきっかけに、私たちの活動にも興味を持ってもらえるとうれしい」と話している。

 六甲アイランドを美しい街にする会(メールri.bi.machikai@gmail.com)

(井上太郎)

→「東灘区のページ」(https://www.kobe-np.co.jp/news/higashinada/

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