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参院選・東灘区 与党に厳しい選挙結果 投票率は市内9区で最高

2022/07/11 23:55

 10日に投開票された第26回参院選で、神戸市東灘区では選挙区、比例代表ともに、日本維新の会が得票率でトップになった。前回(2019年)の比例代表では自民党が上回っていた。与党では公明党が得票率10%を割り込んで8・01%にとどまり苦戦。投票率は前回から5・07ポイント上昇して55・25%となり、10年以来5回続けて市内9区で最も高かった。 

 東灘区で、選挙区の有効投票数に占める得票率は維新の片山大介氏(31・94%)▽自民の末松信介氏(23・96%)▽公明の伊藤孝江氏(13・63%)-の順だった。県全体の得票と同じ傾向となったが、3位当選した伊藤氏と、次点で落選した立憲民主党の相崎佐和子氏(12・59%)との差は区内では1・04ポイントで、県全体での8・44ポイント差と比べると肉薄した。

 片山氏は区内の得票率が県全体より3・6ポイント高く、相崎氏も同1・27ポイント高かった。一方、伊藤氏は県全体より6・13ポイント、末松氏は0・49ポイント低く、与党に厳しい結果だった。

 比例代表では、維新が区内で前回より5・36ポイント伸ばして29・57%。自民は1・83ポイント減って27・52%となり、維新にトップの座を明け渡した。公明は前回に比べて2・22ポイント、県全体と比較しても4・5ポイント低かった。

 東灘区の投票率は、市内平均の51・4%、県内平均の51・64%をいずれも上回った。前回は50・18%で須磨区と同率トップだったが、今回は2位の灘区より1・02ポイント高かった。(井上太郎)

→「東灘区のページ」(https://www.kobe-np.co.jp/news/higashinada/)

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