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神戸マラソンに向けて練習を重ねる加藤英生さん=神戸市長田区
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神戸マラソンに向けて練習を重ねる加藤英生さん=神戸市長田区

神戸マラソンに向けて練習を重ねる加藤英生さん=神戸市長田区

神戸マラソンに向けて練習を重ねる加藤英生さん=神戸市長田区

 17日開催の第9回神戸マラソン(神戸新聞社など共催)まで1週間。神戸出身のベテラン市民ランナー、加藤英生さん(76)=神戸市北区=は、阪神・淡路大震災から25年の節目を間近に控えた今大会で「走れる幸せをかみしめたい」と力を込める。震災では営んでいた理髪店が半壊。大好きなマラソンからもしばらく遠ざかった。「復興した神戸の街に感謝を届ける走りを見せたい」と意気込む。

 加藤さんは30代から走り始め、フルマラソンを100回以上、100キロ走などの「ウルトラマラソン」も30回以上完走。神戸マラソンは5年ぶり2回目で、長男彰良(あきよし)さん(52)=大阪府=と親子で完走を目指す。

 1995年の震災では、自宅があったポートアイランドが液状化。神戸市灘区で営んでいた理髪店も半壊し約5カ月休業した。それでも「命があるだけまし」と自転車で大阪と神戸を行き来し、大阪で調達した食料やカイロを避難所で配った。

 13年に店を畳んだ後、「マラソン人生の集大成を」と、リヤカーを引き「日本一周」に挑戦。約3年で全国を踏破した。最初の訪問先は、東日本大震災で被災した東北。「阪神・淡路」の写真集を手に仮設住宅を訪ね、「神戸もこんな(状況)だったけど、ここまで復興したよ」と伝えると笑顔を見せてくれた。

 約40年にわたる「マラソン人生」の中で、走ることの意味に変化もあった。「走りながら、人の絆を再確認するようになった」と加藤さん。25年前の「あの日」からの歩みと、出会った人たちを思い浮かべながら、生まれ育った神戸の街を駆ける。(西竹唯太朗)

2019/11/10

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