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冷凍食品の自販機「TABE KOBE」(食べ神戸)の第1弾を設置した川原裕剛さん(2列目左)ら=神戸市東灘区魚崎南町4のトミーズ魚崎本店
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冷凍食品の自販機「TABE KOBE」(食べ神戸)の第1弾を設置した川原裕剛さん(2列目左)ら=神戸市東灘区魚崎南町4のトミーズ魚崎本店

 神戸の人気店がコラボした冷凍食品の自動販売機「TABE KOBE(食べ神戸)」が、神戸市東灘区魚崎南町4のパン店「トミーズ魚崎本店」前に登場した。テーマは「飲食店が本気で挑んだ冷凍食品」。トミーズの看板商品「あん食」、「グリル一平」のハンバーグ、「焼肉丼十番」の牛カルビなど、本格的な神戸グルメを24時間、いつでも買って帰ることができる。(井上太郎)

 1952年創業のグリル一平は市内に3店舗を展開し、今年の「食べログ百名店」にも選出された、神戸を代表する洋食店。冷凍向けにも試作を重ねたといい、4代目の山本憲吾さん(39)が「がっちりはまった」と自信を見せるデミグラスハンバーグを、2食入り1600円で販売する。

 新型コロナウイルス禍で食事宅配サービス「ウーバーイーツ」の「イーツアワード リピーター部門」で関西最優秀賞を受賞した焼肉丼十番(神戸市中央区琴ノ緒町4)は、どんぶりの具材として牛ロースを600円、牛カルビを500円で提供する。トミーズが誇る全国区の「あん食」も冷凍で販売し、2枚入り250円、あんトーストは2枚入り300円。フードロス削減の一環で、5、6個(900円相当)のパンの詰め合わせも500円で売る。

 共同販売の発起人は焼き肉丼十番運営会社取締役の川原裕剛さん(55)。コロナ禍で増える冷凍自販機の中でも特に参考にしたのが、「ヌードルツアーズ」というサービスだった。

 ヌードルツアーズは人気のラーメンを集めた冷凍自販機で、製麺会社が全国展開中。「『神戸のグルメ』として広域展開できれば、コロナ禍で疲弊する店にとっても新たなビジネスチャンスになる」と考え、交友のあった山本さんらに呼び掛けた。川原さんが今年3月に立ち上げた新会社「yass」(神戸市中央区)が3社から商品を仕入れる形で、食べ神戸を運営する。

 1号機を5月25日にトミーズ魚崎本店前に設置し、最初の1週間で目標の200食を上回る284食を売り上げた。今後はカルビドッグなど参加店同士で共同開発した食べ神戸限定メニューも並べる計画で、川原さんは「参加店を増やしながら相乗効果を生む。県外にも出して神戸から飲食、観光を活気づけたい」と話す。

 7月には神戸市灘区の商業ビル「グランド六甲」に2号機が設置される予定。yassTEL080・8744・3858

→「東灘区のページ」(https://www.kobe-np.co.jp/news/higashinada/)

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