灘五郷の酒蔵で行われてきた発掘調査を基に酒造施設の変遷をたどる講演会「発掘された灘の酒蔵」が1日、JR住吉駅前の神戸市立東灘区文化センターであった。調査に携わる学芸員が地下に眠る「重ね蔵」などの遺構を題材に、主に近世の酒造りの施設や作業について解説した。
灘の酒蔵の発掘調査は、阪神・淡路大震災翌年の1996年度に西郷の「沢の鶴大石蔵」で初めて行われ、震災で失われた古い酒蔵の地下にもさまざまな酒造施設の跡が残っていることが分かった。
この日は、神戸市埋蔵文化財センター学芸員の関野豊さんが登壇。約30人の聴衆を前に、2021年度まで過去18回の発掘調査で見つかった遺構の写真をスクリーンに映し出していった。
「瀧鯉(たきのこい)」の蔵元だった木村酒造の発掘調査では酒を搾る「槽(ふな)場」と釜場がそれぞれ3種類出ており、建て替えの痕跡と考えられるという。若林家では作業を効率化するため、かまどと米洗い場をそばに造っていた跡が残っていた。
魚崎郷では07年度の調査で「重ね蔵」の遺構を確認。重ね蔵は仕込みと貯蔵用の「大蔵」と作業用の「前蔵」が隣り合う構造で、最も労働力がかかる蒸し米の運搬動線が効率的だった。江戸に出荷する目的の大量生産には必須で、19世紀に定型化したとされる。
工事の影響範囲内でのみ行う発掘調査では全体の配置がつかみにくく「不明点は山積する」とした上で、関野さんは「石垣、礎石、槽場、釜場といった遺構は地下に残る。酒蔵の基礎構造や酒造技術の一端を解明し、伝えていく必要がある」と強調した。(井上太郎)
→「東灘区のページ」(https://www.kobe-np.co.jp/news/higashinada/)
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