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旦旦的廿年(タンタンの20年)

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プレゼントの「ハンバーガーセット」にかぶりつくタンタン。具はパンダ団子だった=神戸市立王子動物園提供
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プレゼントの「ハンバーガーセット」にかぶりつくタンタン。具はパンダ団子だった=神戸市立王子動物園提供

 「団子」なのに丸くないやん-。

 15日付の当欄で「パンダ団子が数年ぶりに復活」と報じたところ、社内外からそんな指摘を頂いた。掲載したのは、王子動物園が提供してくれた写真だ。

 タンタンがご機嫌で口に運ぼうとしている黄色いそれは、確かに丸くない。平たくて、何なら四角い。

 団子団子、と騒ぎながらの説明不足を猛省する。園によると、深い理由はないが、強いて言えば一度で1週間分を作るため、コンパクトに保存しやすいのが「平たい団子」だった、とのこと。

 以下、パンダ団子の概要を再掲。

 材料=竹やトウモロコシの粉、米粉、卵など 調理方法=練って練って蒸す

 味=パンダ界では美味とされる

 -以上。形状については書けていませんでした。すみません。

 先日、26歳の誕生日を迎えたタンタン。体調に配慮して来園者や報道陣への公開イベントは取りやめたが、飼育員が恒例のお祝いメニューをプレゼントした。

 毎年考えるのも大変らしいが、今年は好物の果物をたっぷり使った「かき氷風ケーキ」と「ハンバーガーセット」なるものに。祝福されるタンタンの様子は、バースデー当日にツイッターで公開された。

 鼻を近づけ、くんくん。がぶっ。むしゃむしゃ。がぶっ。しばらく以下同文。タンタンの病状に気をもむファンも、この食いっぷりにほっとしたのでは。

 映像をよく見ると、2種類のお祝いメニューにはいずれも、ビスケットのような土台に「26」の数字をかたどったプレートが添えられている。この材料が実はパンダ団子で、地味に祝福ムードを演出した。

 さらに目を凝らす。団子のプレートは平たいながら、円形ではないか。

 「誕生日の特別仕様です。今回だけ、パンダの顔をあしらってみました」と広報担当の木下博明さん(50)。

 四角い団子がまーるく収まりました。(井上太郎)

2021/9/23
 

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