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スクープラボ

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音楽会で配布されたアンケート。1~4段階の評価を付ける欄が設けられている(保護者提供)
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音楽会で配布されたアンケート。1~4段階の評価を付ける欄が設けられている(保護者提供)

 小学校の音楽会を保護者が点数化? 神戸新聞の双方向型報道「スクープラボ」に、神戸市東灘区の小学校に女児を通わせる40代の母親から「音楽会のアンケートに4段階での評価を求める欄があった。しかも記名式です」という投稿が寄せられた。保護者側は「子どもたちの頑張りを点数化することはできない」と困惑し、学校側は「音楽会の成果を分かりやすくするため」と説明する。双方の思いを聞いた。(久保田麻依子)

 保護者や同校によると、全校児童が参加する音楽会は11月にあり、学年ごとに合唱や合奏を披露した。

 アンケートは音楽会の数日前に配布された。用紙には「子どもたちは、演奏に一生懸命に取り組んでいた」「練習等も含め、音楽会で子どもたちの成長が感じられた」など六つの評価項目が並び、それぞれについて「4(そう思う)」~「1(思わない)」で評価する形式だった。ほかに自由記述欄もあり、記名の上、子どもを通じて担任に提出するよう求めていた。

 同校では音楽会以外の学校行事やオープンスクールでもアンケートを配布しているが、評価欄が設けられたのは初めてだったという。母親は「子どもたちは朝練や休み時間を使って頑張っていた。それに点数を付けるということに非常に驚いた」と話す。

 ママ友を中心に保護者の間では一時、この話題で持ち切りになった。「評価欄は空白にして提出した」「あえて出さなかった」との声もあったという。

 学校側の狙いは何か。校長は「行事の振り返りをするときに、点数化すると分かりやすくなる」と説明。「記述式のアンケートを負担に感じる保護者もいる。回収率を上げるため、簡単な形式にして提出しやすい工夫をした」としている。結果は、おおむね良い評価をする保護者が多かったという。

 疑問を投稿した母親は、それでもすっきりしない表情を見せる。「深い意図はないのかもしれないが、せめてどんな目的で集計するのかを明確にしてほしい。他の小学校でもこのようなアンケートを行っているのでしょうか」

※神戸新聞社は、読者の投稿や情報提供を基に取材を進める双方向型報道「スクープラボ」を始めました。身近な疑問や困りごとから、自治体や企業の不正告発まで、あなたの「調べてほしい」ことをお寄せください。LINEで友だち登録(無料)した後に投稿できます。皆さんと一緒に「スクープ」を生み出す場。ご参加をお待ちしています。

2019/12/25

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