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スクープラボ

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交差点を左折しようとするバス(奥)。横断歩道を渡る歩行者も多く、車の渋滞が常態化している=神戸市中央区
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交差点を左折しようとするバス(奥)。横断歩道を渡る歩行者も多く、車の渋滞が常態化している=神戸市中央区
交差点北側の道路。平時は1日千台を超すバスが往来する=神戸市中央区
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交差点北側の道路。平時は1日千台を超すバスが往来する=神戸市中央区
神戸新聞NEXT
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 神戸新聞の双方向型報道「スクープラボ」に、「(神戸市中央区の)国道2号三宮東交差点はバスの信号無視が非常に多い。危険なので一度取材して」という依頼が寄せられた。信号無視とは穏やかではないが、何らかの交通事情が影響しているのかもしれない。4月の平日の夕方、交差点に架かる歩道橋から往来を1時間ほど観察すると、構造的な問題が見えてきた。(上杉順子)

 同交差点はその名の通り、鉄道各線の三宮駅東側に位置し、商業ビル「ミント神戸」などが面する。東西の国道2号などとポートライナー高架下の南北道路が交差する地点で、北側に中長距離バスのターミナル2カ所と、市営バスの停留所がある。

 観察すると、北側の高架下道路から交差点に進入してくる車の大半はバスだ。だが、大阪方面に左折しようとしても、国道2号の横断歩道を渡る歩行者が途切れず、1回の青信号で2、3台が曲がるのが精いっぱいという感じだ。

 赤信号になっても車は交差点内で立ち往生するわけにはいかず、強引に曲がり切ることが常態化している印象を受ける。取材依頼者が「信号無視」と言うのも分かる。どうにか改善できないのか。

     ◇

 神戸市の都心三宮再整備課によると、現在は新型コロナウイルス禍で一部減便されているが、同交差点は平常時、1日に約1300台ものバスが南北の道路を出入りする。渋滞解消は長年の課題だという。

 2020年度は国道2号北側の歩道を約3メートル広げ、横断歩道を短くすることで歩行者が早く渡り終えられるようにした。また来年3月末をめどに、この横断歩道の南側など2カ所に歩道橋への上りエスカレーターを設置し、歩行者の歩道橋への誘導を図るという。

 さらに今後、三宮・都心再整備の一環で、同交差点北に新たな中長距離バスターミナルを整備する計画で、複数の出入り口を設け、交差点へのバスの出入りを分散する。

 信号を管理する兵庫県警も対策を講じる。交通規制課によると、赤や青の秒数は一般的に車両の通行量や車線数、歩行者数、交差点の規模などに応じて決める。同交差点は18年から朝夕の通勤時間帯、車の青信号を数秒延ばしたという。

 「信号は近隣のものと連動しており、主道路の渋滞も招くので調整には限界がある」と担当者。「市や県などの道路管理者とハード面の対策も含めて調整を進めているのが現状だ」と理解を求めた。

     ◇     ◇

 神戸新聞社は、読者の投稿や情報提供を基に取材を進める双方向型報道「スクープラボ」に取り組んでいます。身近な疑問や困りごとから、自治体や企業の不正告発まで、あなたの「調べてほしい」ことをお寄せください。LINEで友だち登録(無料)するか、ツイッターのダイレクトメッセージで投稿できます。皆さんと一緒に「スクープ」を生み出す場。ご参加をお待ちしています。

2021/5/17
 

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