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スクープラボ

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 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う中高生のスポーツ大会中止について、神戸新聞社が双方向型報道「スクープラボ」で実施したアンケート。自由記述欄からは「何のために3年間頑張ってきたのか」「一生引きずる悔しさ」など選手らの戸惑いが浮き彫りになった。(藤村有希子)

 試合中止は人命に関わる危機の中で下された苦渋の判断だったが、陸上に取り組む兵庫県加古川市の中学3年の女子生徒は「受け止めきれなかった。この気持ちをどこにぶつけていいのか」と胸の内を明かした。

 周囲からは「インターハイ(全国高校総合体育大会)がある」と励まされるが「中3の全中(全国中学校体育大会)、近畿(総体)は返ってこない。最初はとてもしんどかった」という。それでも「やっぱり走ることは好きだし、諦められないから、今も毎日走り続けている。陸上の神様はきっと見てくれている」と自らを奮い立たせた。

 バスケットボール部の主将を務める中学3年生の親によると、子どもは一気にやる気を失った様子で「最後の試合、やりたかった」と泣いたという。子の思いを察し「小規模でもいいのでちゃんと終わりにする機会がほしい」と訴えた。

 同じく「このままでは受験勉強に専念できる気がしない。代わりの大会があれば少しでも救われる気がする」「完全燃焼する場があってほしい」など、安全を確保できる状況になった場合、区切りの舞台を求める意見が相次いだ。

 進路を不安視する声も目立った。中学3年生を子に持つ西宮市の40代会社員は「スポーツ推薦を視野に入れていた受験に関しても心配」と吐露。サッカー強豪高校に通う3年生の保護者は「親子ともに衝撃を受けている」と明かす。インターハイまでの成績が進路を左右するためで「親子で進学先について真剣に考える機会が増えた」とつづった。

 このほか「努力が無駄に感じられてしまうと、精神的なダメージも大きい」と指摘する保護者の声や「大人になってからの時間とは比べものにならない」と10代の時間の価値を重くみる意見もあった。

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 このアンケートは読者の多様な声を聞き取ることが目的です。無作為抽出で民意を把握する世論調査とは異なります。

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 神戸新聞社は、読者の投稿や情報提供を基に取材を進める双方向型報道「スクープラボ」を始めました。身近な疑問や困りごとから、自治体や企業の不正告発まで、あなたの「調べてほしい」ことをお寄せください。LINEで友だち登録(無料)した後に投稿できます。皆さんと一緒に「スクープ」を生み出す場。ご参加をお待ちしています。

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2020/5/14

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