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スクープラボ

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新型コロナ禍の中、帰省シーズンを迎えた26日、JR新神戸駅には大きな荷物を持った帰省客がちらほら。例年のラッシュとは打って変わって、ホーム上は閑散としていた。福岡県内の実家に向かう大学3年の男子学生(23)=神戸市東灘区=は「盆も新型コロナの影響で帰省できず、実家に帰るのは1年ぶり。離れて1人暮らしをする私を心配してくれる親戚に、元気な姿を見せたい」と話した=26日午前、神戸市中央区(撮影・斎藤雅志)
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新型コロナ禍の中、帰省シーズンを迎えた26日、JR新神戸駅には大きな荷物を持った帰省客がちらほら。例年のラッシュとは打って変わって、ホーム上は閑散としていた。福岡県内の実家に向かう大学3年の男子学生(23)=神戸市東灘区=は「盆も新型コロナの影響で帰省できず、実家に帰るのは1年ぶり。離れて1人暮らしをする私を心配してくれる親戚に、元気な姿を見せたい」と話した=26日午前、神戸市中央区(撮影・斎藤雅志)
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 コロナ禍で迎える初めての年末年始、あなたは帰省しますか? 神戸新聞社の双方向型報道「スクープラボ」のアンケートでそう尋ねたところ、約6割が「帰省しない」と答えた。一方、「帰省する」と回答した人のうち約7割は帰省先が兵庫県内で、遠方ほど控える傾向も明らかに。「高齢の両親が心配」などといった事情を抱える人もおり、感染の恐れと家族への思いとの間で揺れている様子もうかがえる。(前川茂之)

 アンケートは12日から22日に無料通信アプリ「LINE(ライン)」で実施し、762人から回答を得た。

 「帰省しない」と答えたのは449人(58・9%)。理由を聞くと「感染する、もしくは感染させられるのが怖いから」(58・2%)が最多だったが、「帰省先の家族や親族らに断られたから」(9・7%)との回答も目立った。

 一方、「帰省する」のは162人(21・3%)。政府は「帰省は慎重に検討してほしい」と呼び掛けているが、帰る人の多くは「家族や親族が待っているから」(58・5%)と再会を心待ちにしていた。

 40代の女性は3月から帰省を自粛していたが、親ががんになってしまったといい、「収束を待っていたらいろいろ後悔してしまう」と心境を吐露する。「夏に帰省できなかったから」(6・4%)との回答も多く、鳥取県に帰省する50代女性は「高齢の祖母と会えるうちに会いたい」と願う。

 帰省する人の感染症対策は「外出を控える」(39・6%)が最も多い。以下「滞在日数を少なくする」(27・8%)、「会食はしない」(11・8%)と続き、帰省先でも人との接触を極力減らすことに気を配る。

 また、10%の人が帰省するか分からないと回答しており、悩んでいる人も多いようだ。看護師として29日まで病院で働く30代女性は「帰りたい気持ちもあるが、万が一、何かあったら困る」と頭を抱える。50代男性は「帰省先の家族が有料のPCR検査をして陰性だったら行く」。

 「ギリギリまで状況を確認して判断する」と答えた30代男性のように、年末までの状況改善に期待をかける意見も出たほか、年末年始の帰省を諦めて「時期をずらすことも考えている」(別の40代女性)という声もあった。

■「移動は車で」7割 公共交通は回避

 アンケートでは、帰省する人に移動手段も聞いた。車で帰ると答えた人は最多の69・3%で、人が多い公共交通機関を避ける傾向が顕著に表れた。新幹線などの鉄道は18・8%。飛行機を使った長距離移動は3・4%しかなかった。

 各交通機関の予約状況をみても、アンケート結果と同様の傾向となっている。

 JR旅客6社の年末年始(25日~来年1月5日)の新幹線・在来線の指定席予約状況は、記録がある1997年以降で最少に。東海道と山陽新幹線の予約も、対前年比でそれぞれ34%と44%(12月9日時点)と低迷している。いずれもピーク日は下りが26日、上りが1月3日とされる。

 航空会社の予約状況も、国内線が前年同期比45%減、国際線は95%減。政府の観光支援事業「Go To トラベル」の全国一時停止が、14日に発表されたことも影響したようだ。

 一方、9月の連休時などに混雑が目立った高速道路は、年末年始も混雑が予想される。西日本高速道路会社は「コロナの影響が見通せない」と例年実施していた渋滞予測は発表しない方針だが、「例年なら年末は分散され、1月2、3日ごろがピークになる」と対応の準備を進めている。

 また、初詣客向けにJR西日本や私鉄各社が関西地区で例年実施していた、大みそか深夜から元日の早朝にかけての終夜運転は、中止されることが決まっている。(前川茂之)

     ◇

 このアンケートは読者の多様な声を聞き取ることが目的です。無作為抽出の世論調査とは異なります。

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 神戸新聞社は、読者の投稿や情報提供を基に取材を進める双方向型報道「スクープラボ」を始めました。身近な疑問や困りごとから、自治体や企業の不正告発まで、あなたの「調べてほしい」ことをお寄せください。LINEで友だち登録(無料)した後に投稿できます。皆さんと一緒に「スクープ」を生み出す場。ご参加をお待ちしています。

2020/12/27
 

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