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あちこちにレトロな外観の建物がある。土蔵風、タイル張り、腰石付き、銅板張りなど防火に工夫したさまざまな造りが分かる=豊岡市中央町
あちこちにレトロな外観の建物がある。土蔵風、タイル張り、腰石付き、銅板張りなど防火に工夫したさまざまな造りが分かる=豊岡市中央町

■都市再生の夢 世紀を超えて

 斜めに走る道路を行くとロータリーに出た。直径72メートル、円周220メートル。絶妙の円さだ。6方向に延びる車線とのコントラストが美しい。中央の公園に座するのは鉱山王、中江種造翁の銅像で建立は1925(大正14)年3月。実に大正期のロータリーなのだ。「此の斜線を作り、その中央に公園を置きたるは佛國巴里(ふつこくパリ)のプラスデーヱトアールの場所を参考し、其サンゼリ街を模倣したるものゝよしなり」(「豊岡町地区整理誌」)。凱旋(がいせん)門のエトワール広場、今のドゴール広場をモデルにしたというから壮大だ。

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2021/9/25
 

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