連載・特集 連載・特集 プレミアムボックス

風景を読む

  • 印刷
建築家村野藤吾氏の設計によるカトリック宝塚教会。敷地内に「ベルナデット」と記された少女像が置かれていた=宝塚市南口1(撮影・三津山朋彦)
建築家村野藤吾氏の設計によるカトリック宝塚教会。敷地内に「ベルナデット」と記された少女像が置かれていた=宝塚市南口1(撮影・三津山朋彦)

■連隊が紡ぎ出す「虹色の街」

 「歌劇の街」として名高い兵庫県宝塚市は小林一三による郊外開発でつくられた街である。近世以前の市域は武庫川によって左右に分かれ、左岸の中山寺は京坂から参詣客を集めた。明治中ごろ、まず右岸に宝塚温泉が創設され、関西の奥座敷として隆盛し始めた後、大正期に阪急の路線が開通し、左岸に新温泉やルナパークが創出され、プールを改造したパラダイス劇場で少女歌劇も創始されることになる。

この記事は会員限定会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。

2022/9/10
 

天気(9月18日)

  • 31℃
  • ---℃
  • 50%

  • 30℃
  • ---℃
  • 70%

  • 32℃
  • ---℃
  • 60%

  • 33℃
  • ---℃
  • 70%

お知らせ