風景を読む

午前7時から午後9時まで次々と離着陸する大阪(伊丹)空港。旅客機がごう音を響かせながら猪名川の土手を飛び越えていく=伊丹市中村から(撮影・三津山朋彦)
■時代のうねりを超えて
空港をイメージした歌は幾つもある。中森明菜「北ウイング」(1984年)は成田、桂銀淑・浜圭介「北空港」(87年)は新千歳、テレサ・テン「空港」(74年)は別れの情景が切ない。ターミナルのざわめき、発着案内、外国語のアナウンス…。ロマンチックな歌が似合う空間だが、関西で歴史と現状をみると一気に超ドライな世界に引き戻される。
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