風景を読む

平成初期まで車両基地などの鉄道施設が集まっていた場所を再開発し、建設された姫路市文化コンベンションセンター「アクリエひめじ」。神殿を思わせる1階部分の広場にクリスマスツリーが飾られている=姫路市神屋町(撮影・三津山朋彦)
■文化の響き市民の力で
3層バルコニー形式の大ホールには兵庫県内最大級の2010席がそろう。姫路市文化コンベンションセンター「アクリエひめじ」の威容に目を見張った。総事業費約400億円は2005年にできた県立芸術文化センター(西宮市)の倍の事業規模だ。「21世紀の築城」。計画立案から推進した前市長石見(いわみ)利勝(80)の力の入った言葉が思いだされた。
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