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金哲彦さん マラソン前日に出走ランナー限定で開催される「神戸スタイル ヘルシーローディングパーティ」では金さんが監修したヘルシーメニューが提供される マラソンスタート直前、沿道の声援に応える金哲彦さん(中央、一昨年の神戸マラソン大会)
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金哲彦さん

マラソン前日に出走ランナー限定で開催される「神戸スタイル ヘルシーローディングパーティ」では金さんが監修したヘルシーメニューが提供される

マラソンスタート直前、沿道の声援に応える金哲彦さん(中央、一昨年の神戸マラソン大会)

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金哲彦さん マラソン前日に出走ランナー限定で開催される「神戸スタイル ヘルシーローディングパーティ」では金さんが監修したヘルシーメニューが提供される マラソンスタート直前、沿道の声援に応える金哲彦さん(中央、一昨年の神戸マラソン大会)

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マラソン前日に出走ランナー限定で開催される「神戸スタイル ヘルシーローディングパーティ」では金さんが監修したヘルシーメニューが提供される

マラソンスタート直前、沿道の声援に応える金哲彦さん(中央、一昨年の神戸マラソン大会)

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 11月18日の「第8回神戸マラソン開催まであと1カ月。阪神・淡路大震災から立ち上がった被災地からの「感謝と友情」をテーマに、約2万人のランナーが神戸のまちを走る。大会ゲストの金哲彦さんに、神戸マラソンへの思いとメッセージを語ってもらった。

▼感謝湧き上がるラン

 -神戸マラソンの参加は今年で3回目。神戸マラソンの特徴は。

 沿道から「ありがとう」という声援が聞かれるのは神戸マラソンならでは。市民マラソンは地域の活性化や健康づくりが目的だが、神戸マラソンは震災でお世話になった感謝を表す意味合いが強いのだろう。「助けてくれてありがとう」「走ってくれてありがとう」という気持ちが自然発生的に湧き起こって、本当に素晴らしいと思う。

 コースは海を眺めながら走るオーシャンビュー。高低差が少なく初心者でも走りやすいコースだ。全コースがほぼ折り返しなので、ほとんどのランナーとすれ違い、レースの状況がよく分かるのも特徴だ。すれ違うときにお互いに声援を送り合ったり、折り返し地点ですれ違いざまに互いにハイタッチしたり、応援も含めて一体感がある。

 -神戸が好きとよく話しているが、魅力を。

 海も山も間近に眺める景色が神戸らしさ。明治以降の歴史の中で培われてきた文化が今も根付き、ハイカラという言葉がぴったりだ。東京は最先端すぎて古いものの良さが分かりにくい。東京と神戸の違いは、アメリカでいうとニューヨークとボストンのようなもの。世界最古の市民マラソン大会がボストンマラソンとされるが、日本マラソン発祥の地は神戸。同じ歴史の深さを感じる。

 -昨年からポートアイランド内のゴール前のコースが3・8キロから1・3キロに短縮され、その分、折り返し地点が西に延びた。

 折り返し地点に向かって明石海峡大橋を目指して走り、橋をくぐってから折り返す。眼前に迫る壮大な橋の眺めが迫力満点だ。また、以前は難関の神戸大橋を渡ってポートアイランドに入ってから、さらにぐるりと回らなければならなかったが、新コースではポートアイランドに入ったらすぐにゴール。より精神的負担が少なくなり、走りやすくなった。

▼焦らず故障せず、睡眠 十分に

 -本番まであと1カ月。参加ランナーに必要な心構えや食生活は。

 今年の夏は非常に暑く、9月に入ってもたび重なる台風で、予定の練習ができなかった人が多いだろう。特に初心者には不安な状況だ。しかしここで焦らないこと。今は故障しないことが何より大事なので、10キロ、20キロと少しずつ距離を伸ばして身体を慣らしてほしい。

 風邪をひきやすいシーズンでもある。粘膜を強化し細菌から身を守るビタミンA、Cを十分に取って体調管理してほしい。食材ではウナギ、レバー、カボチャなど。普段以上に休息、睡眠にも心がけたい。夜走りすぎると眠れなくなるので気をつけよう。

 -本番前日に「神戸スタイル・ヘルシーローディングパーティ」を開催する。

 マラソン選手などがエネルギーを筋肉に蓄積させる特別な食事法が「カーボローディング」。参加者みんなで完走を目指す「カーボローディングパーティー」はさまざまなマラソン大会で定着している。「神戸スタイル・ヘルシーローディングパーティ」では、ランナーの身体づくりに役立つメニューや食べ方を提案しようと考えている。参加ランナーが前日に一緒に食事をしながら友好を深める、楽しい会にしたい。

▼声援に応える余裕持って

 -マラソンに興味はあるが「自分にできるだろうか」とためらっている人にアドバイスを。

 マラソン人口の増加を見てもそれほど難しいことではない。走り方や食事のコントロールなどのスキルも大事だが、意思を強く持てるかどうかが大きい。最大のアドバイスは「まず大会にエントリーしよう」。そして、周りの人に公言する。それがモチベーションにつながる。最初は制限時間の短いハーフマラソンに挑戦し、2年計画ぐらいでフルマラソン完走を目指すのが安全だ。

 未経験の人は「走る=つらい」としか思わない。しかし、ランナーのアンケートでは、走り始めたきっかけの1位はダイエットだが、続けている理由の1位は「達成感」だ。ストイックに考えず、ゆっくり走ることを覚えれば、次第に楽しくなり、ストレス解消になる。この感覚をぜひ体験してほしい。

 -コースを走る上でのアドバイスを。

 フルマラソンにオーバーペースは禁物だ。時間差でスタートするウエーブスタイルになったため走りやすく、スピードが出がちだが、ペースは抑えて沿道の応援に応えながら余裕を持って走ることを心がけてほしい。後半、長田あたりで「30キロの壁」が訪れ、疲れて歩く人が増えるが、実は20~25キロくらいで疲労のタイミングがやってくる。ここで長めに休んだり、給水したりして体力を回復すると30キロでバテにくい。つらくなり始めたところで少しペースを落とし、回復してからまた走る。その繰り返しが最後まで完走するコツだ。37キロあたりからポートアイランドに入るまでの上り坂がきついので、心臓に負担をかけすぎないように走りたい。市民マラソンの理想は、できるだけ次の日にダメージを残さないこと。翌日「きのうフルマラソン走ってきた」と言って、さっそうと歩くのがかっこいい。

 -ランナーにメッセージを。

 今年は自然災害が多く、大変な思いをされている人も多いだろう。大震災を乗り越えた神戸で走ることは、つらい思いを乗り越える力をくれるだろうし、心を強くポジティブにしてくれる。そんな特別な大会に参加できる喜びを感じながら、一緒に走りたい。

▽きん・てつひこ 1964年福岡県生まれ。早稲田大学在学中は箱根駅伝で活躍。卒業後、リクルートに入社しランニングクラブを創設。マラソンでは87年別府大分毎日マラソン3位、89年東京国際マラソン3位などの成績を残した。引退後は監督に就任。2002年、クラブチーム「ニッポンランナーズ」を設立し、理事長に就任。市民ランナーから競技ランナーまで幅広く指導している。

2018/10/18

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