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震災復興の象徴でもある鉄人28号のモニュメント脇を通るコース。沿道の応援を受けてランナーが走る=神戸市長田区若松町6 神戸新聞NEXT
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震災復興の象徴でもある鉄人28号のモニュメント脇を通るコース。沿道の応援を受けてランナーが走る=神戸市長田区若松町6

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 18日に号砲が迫る神戸マラソン(神戸新聞社など共催)。大会ホームページ上でコースを紹介する動画には、なぜか走る車から後方を撮影し「逆再生」している区間が多い。特に国道2号では往復で20キロほども逆再生。その理由は、ランナーが車道を“逆走”する区間が多いためで、折り返しも一般的な右回りでなく左回りだ。全国でも珍しいとされるコース設定の背景には、あの巨大モニュメントの存在があった。

 「何かがおかしい」

 昨年、念願の神戸マラソンに初挑戦し、自身50回目のフルマラソン出場を果たした神戸市須磨区の三宅慶樹さん(81)は、不思議な感覚を抱きながら走った。完走後、ようやく「違和感」の正体に気付いた。

 「車道の右側を走る区間が多かったから。過去に出場した大会は、たいてい車道の左側を走り、右回りに折り返したと思う」

 神戸マラソンのコースで「逆走」が際立つのが国道2号区間。スタートから約9キロ付近にある神戸市須磨区の天神橋東詰交差点で国道2号に入り、以降は中央分離帯やセンターラインの右側、つまり通常は対向車が走行している車線を、ひたすら西へと走る。

 舞子公園を過ぎると左回りに折り返し、今度は逆走しながら東へ向かう。車の運転などで左側走行に慣れた日本では、違和感を抱くランナーも少なくないようだ。最終盤の難所・浜手バイパスの「上り坂」も、本来はバイパス出口の下り坂を逆に上っていく。

 日本陸上競技連盟の担当者は「折り返しの右回り、左回りなどに関する統計はない」と前置きしつつ「言われてみれば、ランナーが車道などの左側を走って右回りに折り返すコースが一般的。長い距離を右側走行するのは、全国でもかなり珍しいのでは」とする。

   □   □

 では、神戸マラソンはなぜ右側走行が多く、左回りの折り返しなのか。神戸マラソン実行委員会事務局によると、こうした異例のコース設定になった要因の一つが、長田区に立つ鉄人28号モニュメントだという。

 鉄人のモニュメントは、阪神・淡路大震災からの復興の象徴。「感謝と友情」をテーマに掲げる神戸マラソンで復興した姿を全国に発信するため、コースに組み入れることを決めた。ただ、それには国道2号の北側を走る必要があり、これが事態を複雑にした。

 鉄人脇を通って国道2号の交差点に北側から入り、西に向けて中央分離帯の左側(西行き車線)を走るには、東行き車線を横切る形となる。それでは折り返して東進するランナーと交差してしまうため、やむなく右側走行にしたという。

 それでも神戸マラソンも今年で8回目となり、「違和感」は特色になりつつある。実行委事務局は「震災から立ち上がった街並みや港町の雰囲気など、神戸ならではのコース特性を感じながら走ってもらえたら」としている。(段 貴則)

2018/11/13

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