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「がんばろう熊本」と書かれたタオルを掲げてゴールする町田幸三郎さん=いずれも神戸市中央区港島中町6(撮影・斎藤雅志)
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「がんばろう熊本」と書かれたタオルを掲げてゴールする町田幸三郎さん=いずれも神戸市中央区港島中町6(撮影・斎藤雅志)

「がんばろう熊本」と書かれたタオルを掲げてゴールする町田幸三郎さん=いずれも神戸市中央区港島中町6(撮影・斎藤雅志)

「がんばろう熊本」と書かれたタオルを掲げてゴールする町田幸三郎さん=いずれも神戸市中央区港島中町6(撮影・斎藤雅志)

 制限時刻が約10分後に迫る中、ぎりぎりでゴールした。熊本県出身の町田幸三郎さん(41)=姫路市=は被災地へのエールになればと、初のフルマラソンを走破。膝やふくらはぎの痛みで何度も完走を諦めかけたが、「熊本を忘れないで」との思いを力に変えた。

 中学卒業まで同県南部で育ち、旧友らとの交流を続ける。2016年の熊本地震で多くの友人が被災した。車中泊で余震に怯えた人、自宅が壊れて避難生活を強いられた人、今も親せき宅を転々とする人…。故郷からの情報に胸を痛め、姫路市でチャリティーライブを開くなどの支援を続けてきた。

 ただ、被災地の実情を伝える機会は次第に減り、もどかしさも募るように。そんな時、神戸マラソンに初当選した。「少しでも復興の力になれたら」。「忘れんばい熊本」と書いた手作りTシャツと、同県キャラクター「くまモン」の帽子を身につけて挑戦した。

 コースの途中、家族からの差し入れを受け取れずに空腹と闘うハプニングに加え、約20キロ地点からは脚が痛み始めた。「もうだめだ」。迫る制限時刻、痛みと焦り。背中を押したのは、阪神・淡路大震災から復興した神戸の街並みと、「熊本頑張れ」という声援だった。「胸がいっぱいになった」。目を潤ませながら一歩、また一歩とひきずるように脚を運んだ。

 「俺も頑張れた。熊本もまだまだ頑張れるはず。これからも支援を続けたい」。ゴール後は晴れやかに笑った。(末永陽子)

2018/11/19

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