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若松公園付近の沿道で今年も給水ボランティアを務める天竹伸五さん(左)と秀子さん=神戸市長田区若松町6
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若松公園付近の沿道で今年も給水ボランティアを務める天竹伸五さん(左)と秀子さん=神戸市長田区若松町6

若松公園付近の沿道で今年も給水ボランティアを務める天竹伸五さん(左)と秀子さん=神戸市長田区若松町6

若松公園付近の沿道で今年も給水ボランティアを務める天竹伸五さん(左)と秀子さん=神戸市長田区若松町6

 18日開催の「第8回神戸マラソン」(神戸新聞社など共催)のコースは、阪神・淡路大震災で甚大な被害が出た地域も通る。その沿道では、復興に汗を流した市民らがランナーに声援を送る。「あの時、支援してくれてありがとう」。天竹(あまたけ)伸五さん(59)、秀子さん(57)夫妻=神戸市長田区=もそんな思いを胸に、地域の復興を象徴する「鉄人28号モニュメント」近くの給水所で今年もボランティアを務める。

 23年前の震災でJR新長田駅北にあった自宅は大きな被害を免れたものの、勤務する工務店の顧客の多くが被災。火災に見舞われた家もあり、住宅の修理や再建に駆けずり回った。

 「いくら手があっても足りず、踏ん張るしかなかった」と伸五さん。地域で再開発事業が進んでもなかなかにぎわいが戻らず、まちづくりに奮闘する商店主らも間近で見てきた。「神戸マラソンは地域が一丸になれる大事なイベント」と2人は声をそろえる。

 伸五さんの兄に誘われ、2人はモニュメントが立つ若松公園の近くで、ランナーに水を渡すボランティアを第3回大会から続けている。胸にあるのは、震災後に寄せられた全国からの支援と、神戸を走ってくれることへの「ありがとう」という思いだ。秀子さんは「ランナーから『ありがとう』と声を掛けてもらい、逆に元気をもらってます」とほほ笑む。

 今回は秀子さんの弟、山下誠さん(55)=北九州市=が大会に出場する。2016年の熊本地震では山下さんの娘らが被災。山下さんは昨年2月、被災地を支援しようと熊本城マラソンを走った。今度は姉夫婦が沿道に立つ神戸マラソンに挑戦することになり、「復興した神戸の街をじっくりと楽しみたい。神戸ならではの沿道応援も楽しみ」と声を弾ませた。(井上 駿)

2018/11/18

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