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神戸市会政活費不透明支出

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自民党神戸の収支報告書に添付されていた架空委託の領収書の一部(中、下)。委託料は“裏帳簿”(上)の「収入源」と一致していた(画像を一部加工しています)
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自民党神戸の収支報告書に添付されていた架空委託の領収書の一部(中、下)。委託料は“裏帳簿”(上)の「収入源」と一致していた(画像を一部加工しています)

 神戸市議会の会派「自民党神戸」による政務活動費(政活費)の架空委託問題で、捻出された裏金の収支が記録された“裏帳簿”には、新たな架空委託とともに、複数の市議らの関与が疑われる内容が記されていた。市議会は14日から、同会派に所属していた市議ら関係者から事情を聴く方針だが、さらに広がった疑惑の真相を解明できるかは不透明だ。

 自民党神戸をめぐっては6月、調査を委託したはずの業者が、政活費収支報告書に添付された領収書の住所に存在しないことが神戸新聞社の取材で判明。2010~14年度、電話アンケートなどの委託費として計約1120万円が政活費から支出されていた。

 委託の窓口だった大野一元市議=8月に病死=は架空委託を認める一方、収支報告書に領収書の添付があった別の業者も273万円分の調査を実施していなかったことが明らかになった。

 今回存在が明らかになった裏帳簿には、これら2業者以外にも架空の委託先とみられる複数の業者名や、政活費の流用が疑われる内容が詳細に記されていた。郵送料(85万6千円、21万750円など)▽印刷代(108万円)-などの記載があり、架空の請求で捻出したとみられる収入はほぼ全てで、同じ金額の領収書が収支報告書に添付されていた。

 同会派で団長を務めた浜崎為司市議=現在は別会派=らはこれまでの記者会見などで「何も知らなかった」と述べ、大野元市議が一人で架空委託を繰り返していたと強調してきた。だが、裏帳簿には大野元市議以外にも架空委託に関わったとみられる複数の市議の名前が記載され、政活費の流用は会派で常態化していたとみられる。

 市議会は、真相解明や再発防止策を議論する検討会を14、15日に開き、同会派に所属していた市議ら17人を対象に事情を聴く予定。ただ、ある市議は「議会の聴取などには強制力がない。力は尽くすが、警察の捜査が必要ではないだろうか」と指摘している。(紺野大樹、小川 晶)

2015/9/11

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