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神戸市会政活費不透明支出

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市議の書類送検を受けて報道陣の取材に応じる池田林太郎・神戸市議会議長=28日午後、神戸市中央区加納町6
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市議の書類送検を受けて報道陣の取材に応じる池田林太郎・神戸市議会議長=28日午後、神戸市中央区加納町6

 架空の調査委託などで政務活動費を「裏口座」にため込み、選挙や飲食、ゴルフ旅行などに使い込む-。市民感覚とはかけ離れた公金の私物化で、議会の信用を揺るがした神戸市議会会派「自民党神戸」(解散)による政活費不正流用は、関係議員の書類送検という節目を迎えた。ただ議員名や容疑事実は明らかにされず、再発防止に取り組む議会は戸惑いを見せ、監視の目を光らせる市民団体は全容解明を求めた。

 同市議会の池田林太郎議長は報道陣の取材に「県警から送検の連絡はあったが、該当者や内容が全く分からず、対応に苦慮している」と戸惑いを口にした。今後、検察の判断が出た場合についても「仮定の話は差し控えたい。再発防止をしっかりと行い、市民の信頼回復に全力を挙げる」と述べるにとどめた。

 「自民党神戸」所属議員の大半が合流した自民党市議団の安達和彦団長は「会派内に不正流用への関与を報じられた議員がおり、捜査に注目していた。もし所属議員の何人かが送検されていたとすればざんきに堪えないが、誰かも分からないので、会派運営上も困る」と困惑気味に語った。

 一方、県警本部では送検内容の説明を求める記者と県警幹部の押し問答が1時間以上続いた。幹部は「(逮捕を伴わない)不拘束案件なので言えない。複数の関係者が絡み、個々人の悪質性について話せない」と説明。「『送検した』という事実は伝えたが、広報しないのが原則だ」と押し切った。

 共産党神戸市議団の森本真幹事長は「不正の実態を明らかにするためにも警察には送検した中身を明確にしてほしい」と求め、「富山市議会でも政活費問題で議員が辞職した。不正流用した議員は自ら辞職するのが筋だ」と話した。

 「自民党神戸」の市議らを詐欺や虚偽公文書作成・同行使などの疑いで告発していた市民オンブズマン兵庫の森池豊武世話人代表も「政務活動費を組織的に詐取して選挙資金としてプールしていたことは許し難い。公判で不正が横行していた背景が明らかになるよう、起訴されるべきだ」と指摘した。

2017/4/28

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