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神戸市会政活費不透明支出

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自民党神戸(改称後に解散)をめぐる政務活動費(政活費)の疑惑の経緯(上)

【2015年7月1日】

 自民党神戸が政活費を使ってアンケート調査を委託したとされる「寿司店経営」の業者Aが、収支報告書に添付された領収書の住所に存在していないと報道される。市議会は緊急の代表者会議を開催。業者Aの窓口だった大野一議員は「調査は実施した」と説明した。

 一方、同様に大野議員が窓口となって調査委託したとされる神戸市内の業者Bの社長が「調査はしていない」と証言したとの新たな疑惑も報道される。

【7月3日】

 大野議員が会見し、業者Aと業者Bから受け取ったとされるアンケート結果を公表。調査委託の正当性を主張するが、対象者の属性が一切分からず、設問と回答がかみ合っていないなどずさんな点が次々に明らかになる。

 大野議員は「同僚議員から『この内容のアンケートでは値段が高すぎる』と言われた」などとして、2社分の委託費を返還する意向を表明する。

【7月6日】

 自民党神戸が、業者Aと業者Bに支出した委託費に利息を合わせた約1530万円を市議会事務局に返還する。

【7月21日】

 市民オンブズマン兵庫が、大野議員ら5人について、詐欺や虚偽公文書作成などの容疑の告発状を兵庫県警に提出する。

【7月23日】

 市議会代表者会議で、自民党神戸を代表して浜崎為司議員(元団長)が調査報告。業者Bと大野議員をつないだ仲介者が「委託を受けた認識はない」と証言していることを明らかにする。

【7月29日】

 市議会代表者会議で、浜崎議員が2度目の調査報告。業者Aと大野議員側の双方が「委託が架空だった」と証言し、公表されたアンケート結果は大野議員側の自作だったと明らかにする。

【8月6日】

 大野議員が病死。

【8月10日】

 大野議員の代理人の弁護士が会見し、業者Aと業者Bへの委託が架空だった疑いが強いと発表。その委託費が、市議選(4月12日投開票)に向けた“陣中見舞い”として3月末ごろ、自民党神戸の議員らに配られたと指摘する。

【8月17日】

 市議会代表者会議で、一連の疑惑の真相解明と再発防止策などを協議する「政務活動費の適正使用に関する検討会」の設置が決まる。

【9月3日】

 市議会検討会の初会合。“陣中見舞い”を受け取ったとされる議員らから事情を聴く方針を決める。

【9月11日】

 架空委託で捻出された政活費の使途などが記された“裏帳簿”の存在が報道される。業者A、業者B以外にも架空委託が横行していた疑惑が浮上するとともに、4月の市議選に向けた“陣中見舞い”のほか、宴会やゴルフ、手土産などに流用していた疑いが明らかになる。

【9月12日】

 “陣中見舞い”に加え、1月にも“もち代”が自民党神戸の議員らに配られたなどとする疑惑が報道される。

【9月14日】

 市議会検討会で、自民党神戸関係者の聴取が始まり、浜崎議員と岡島亮介議員(元幹事長)の2人に説明を求める。“裏帳簿”に対する認識や“陣中見舞い”の配布などを巡って主張が食い違う。

【9月15日】

 市議会検討会の自民党神戸関係者の聴取2日目。政務調査員、梅田幸広議員(元幹事長、経理責任者)、石丸誠一元議員、坊池正議員(元経理責任者)の4人が証言する。

【9月18日】

 市議会検討会の自民党神戸関係者の聴取最終日。松本周二議員(元幹事長)、竹重栄二議員、山口由美議員、長瀬猛議員、五島大亮議員、白國高太郎議員、北山順一議員の7人に事情を聴く。

 3日間、計13人の聴取では、政活費を裏金に変える“裏通帳”の存在が明らかになったが、不正に対する認識のほか、“陣中見舞い”や“もち代”の授受についても証言の隔たりが際立つ結果に終わる。検討会は、一連の疑惑による流用額を約3183万円と推計し、市議会として県警に刑事告発する方針を固める。

神戸市会・政活費不正流用 疑惑の経緯(下)

神戸市会の政活費流用、異例の展開 県警捜査へ

2016/1/28

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