連載・特集 連載・特集 プレミアムボックス

神戸市会政活費不透明支出

  • 印刷
告発の経緯などを報道陣に説明する守屋隆司・神戸市議会議長=25日午後、神戸市中央区下山手通5、県警本部前
拡大
告発の経緯などを報道陣に説明する守屋隆司・神戸市議会議長=25日午後、神戸市中央区下山手通5、県警本部前

 神戸市議会は25日、会派「自民党神戸」が政務活動費(政活費)を不正流用したとされる問題で、被疑者不詳のまま、虚偽公文書作成・同行使容疑の告発状を兵庫県警に提出した。提出後、同市議会の守屋隆司議長が報道陣の取材に応じた。主なやりとりは次の通り。

-一連の問題をどうとらえているのか。

 「本当に情けない。市民の皆さまにおわび申し上げたい。真実をしっかり解明し、問題があった方には責任をとっていただきたい。しっかりと再発防止にも努めていきたい」

-告発を判断した理由は。

 「(市議会が設けた)検討会で関係者を呼び、各委員が疑問点をただした。しかし、帳簿に支出と書いていても、受け手側が『一切(現金を)もらっていない』と話すことも非常に多かった。『出たお金はどうなったのか』と聞いても、議会として真相解明がなかなか進まなかった。強制力のある(捜査)機関にお願いする。だからといって、議会が責任を回避するということではない」

-議会として、百条委員会設置など他に手はあったのではないか。

 「何回も申し上げているように、検討会は百条委員会とほとんど同じ形。自民党神戸に所属していた議員や合同会派の議員一人一人から、時間無制限で聴取した。(架空の調査委託先とされる)会社とも何回も接触した。相当深い意味での調査をしたと思っている」

-まだ調査は不十分との認識か。

 「議会としてすべてを解明するほどの調査権限、強制力は持っていない。だからこそ今回県警に告発した。話の整合性がとれない部分とか、しっかりと証言していただけない部分について解明していただく」

-詐欺容疑での告発は検討するのか。

 「議会事務局が、顧問弁護士らと(告発状の)文書を精査する中で、詐欺容疑にした場合、逆にそうじゃなかった場合に相手側から訴えられると(教えられた)。そういうことがあったので、詐欺容疑は現時点では入れていない」

-被疑者不詳での告発となった理由は。

 「(検討会で)ほとんどの方が『お金をカンパでいただいた際、その原資がまさか政活費を不正に流用したお金だとは知らなかった』と話している。『うそをついている』という証拠はない」

-不正流用疑惑がある政活費のうち、未返還分約1800万円の返還請求は。

 「昨日、当時の自民党神戸の団長だった浜崎(為司)議員と、今の団長である岡島亮介議員の2人に、返還するよう正式に申し入れた。(2人は)返還時期などは『議会事務局と打ち合わせをしたい』と言っている。政活費は会派支給ですので、個人ではなく会派への請求となる」

-警察に思いが届いたか。

 「慎重には慎重を期すというのが警察の当然の姿勢。(告発に必要な書類に)領収書を添付するよう指摘をいただいたので、早急に提出をしたい。もちろん、告発で終わりとは思っていないが、一つの節目かなと」

-県警との協議は約1時間半と長かった。

 「これだけ市民やマスコミが注目している問題。県警は非常に責任感というか、(市民に)ご納得をしていただく形での捜査を気に掛けているようだった。その点で言うと、細かく質問を受けた」

-具体的には。

 「どこからお金が入って、どこに入って、何が使われたということ。(不正流用された金銭を管理していたとされる)通帳コピーを見ていただきながら、質問に答えられる範囲内では答えた」

-県警から「首謀者は誰か」という質問はあったか。

 「なかったですね」

-あらためて今回の不正流用額の総額と、それに対して議長はどう思うか。

 「推定では3千百何十万ということだが、あまりに桁違いで、どうしてこんなことが長年行われたのか、信じられない。だが、現実に起きた。決してこういうことがないように、再発防止をしないといけない。神戸市の公金を流用して、横領しているわけですので、それは速やかに返金すると。返金して終わりではないが、それは最低の今の条件と考える」

2015/9/26

天気(8月5日)

  • 34℃
  • 26℃
  • 20%

  • 35℃
  • 22℃
  • 20%

  • 36℃
  • 25℃
  • 20%

  • 38℃
  • 25℃
  • 20%

お知らせ