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神戸市会政活費不透明支出

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自民党神戸による政活費運用の流れ
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自民党神戸による政活費運用の流れ
自民党神戸が保管していた通帳のコピー。会派運営費の口座(上)から3月10日付で多額の現金が引き出され、同じ日に同額が“裏口座”(下)に入金されている。2週間後には12人分の「陣中見舞い」とみられる1020万円が裏口座から引き出されている(画像を一部加工しています)
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自民党神戸が保管していた通帳のコピー。会派運営費の口座(上)から3月10日付で多額の現金が引き出され、同じ日に同額が“裏口座”(下)に入金されている。2週間後には12人分の「陣中見舞い」とみられる1020万円が裏口座から引き出されている(画像を一部加工しています)

 神戸市議会の会派「自民党神戸」が、架空の調査委託などで政務活動費(政活費)から裏金を捻出していたとされる問題で、同会派が政活費を二つの銀行口座で管理し、いずれの口座からも裏金を管理する“裏口座”へ現金を移していたことが1日、神戸新聞社が入手した3種類の口座の通帳コピーから分かった。同会派の政活費運用の仕組みや、裏金の原資が政活費だった実態が詳細に浮かび上がった。(紺野大樹、小川 晶)

 同市議会では会派に対し、議員1人当たり月額38万円の政活費が交付される。関係者によると、自民党神戸では38万円のうち6万円を会派運営費として別口座で管理し、当時の所属市議12人で計72万円を毎月積み立てていた。

 神戸新聞社は同会派が保管していた、政活費が振り込まれる口座▽会派運営費の口座▽裏口座-の3種類の通帳のコピーを入手。政活費振り込み用の口座は2014年12月~15年9月、会派運営費分は14年8月~15年6月、裏口座は12年5月~15年6月の出入金が記載されていた。

 政活費振り込み用の口座は、会派運営費のほか、各市議に関する印刷費や事務所費などに充てられ、会派運営費からは新聞代や文房具購入費などが支出されていた。一方、15年3月に会派運営費から4回に分けて計約340万円を引き出し、同じ日付で裏口座に同額を入金するなど、政活費を裏金化する操作の記録が残されていた。

 3種類の通帳の出入金記録を分析すると、確認できた期間では15年3月分を含め、架空委託などで裏口座に入金された全5件計約400万円分が、全て政活費を原資とする二つの口座から支出されていたことが判明した。

 一連の問題をめぐっては、真相究明などを目的に市議会が設置した検討会が、自民党神戸の裏金の収支を記載した“裏帳簿”の内容などから、流用額は14年度までに計約3183万円に上ると推定している。

 自民党神戸による政活費の不正流用問題 架空の調査委託や印刷の経費を政活費から支出したと偽り、裏金を捻出したとされる。裏金を管理する“裏口座”や“裏帳簿”の存在も発覚し、選挙前の「陣中見舞い」やゴルフ旅行などに使った記載が見つかった。神戸市議会は検討会を設けて会派関係者らから事情を聴いたが、真相解明には至らず、虚偽公文書作成などの疑いで、被疑者不詳のまま兵庫県警に告発状を提出した。

2015/10/2

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