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元兵庫県議・野々村被告裁判

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 元兵庫県議の野々村竜太郎氏(48)による不自然な政務活動費(政活費)支出問題で、野々村氏が2011~13年度の収支報告書に「切手代」として支出を記載した約250万円について、大半がギフト券などの金券購入に流用された疑いがあることが24日、捜査関係者への取材で分かった。

 「文具代」と説明していた事務費の一部に、スーパーで買った食料品代が含まれていたことも既に判明。県警は収支報告書にうそを記載して政活費を詐取した疑いが強まったとみて、野々村氏から事情を聴く方針。

 収支報告書によると、野々村氏は初当選した11年度以降、計約250万円を「切手代」として支出。大阪、神戸市の金券ショップなどの領収書が添付されていたが、大半で品目の記載がなかった。

 捜査関係者によると、これらの領収書を金券ショップ側の販売記録と照合したところ、領収書の発行日に切手が一切売れていないなど、大半が切手以外を購入した際に発行されたものと判明。ギフト券と特定された領収書も多いという。

 野々村氏は県議会の調査に「切手はシートでまとめ買いした。換金は一切していない」などと説明していた。

 一方、野々村氏が遠方への日帰り出張を3年間で345回繰り返したとして、計約800万円を支出していた点について、県警は悪天候で特急が運休するなど日帰りが難しいケースを中心に“カラ出張”がなかったか調べているが、「行っていないという証明は簡単ではない」(県警幹部)という。

2014/8/25
 

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