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元兵庫県議・野々村被告裁判

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 政務活動費の不自然な支出をめぐる事件で、詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使の罪に問われている元兵庫県議の野々村竜太郎被告(49)に対する公判が22日午後1時10分から、神戸地裁(佐茂剛裁判長)で始まった。先月26日の初公判に続いて被告人質問があり、検察側の質問が始まった。主なやりとりは次の通り。

 -(証拠書類を見せながら)平成27年の(ヤフーカレンダーの)入力内容の欄で、6月9日に「神戸地方検察庁取り調べ」とあります。検察の取り調べと入力したのはあなたですね。

 「様式の体裁が全く違いますので、非常に頭が混乱していますが、ヤフーカレンダーに神戸地方検察庁取り調べという入力をした記憶はあります」

 -では次にいきますね。ヤフーカレンダーの中で出張の記述があるのは、この東京と京都を除いてはほかに1回も書かれていない。

 「記憶にありません」

 -何の記憶がないのですか。何についての記憶がないのですか。

 「入力した記憶がありません」

 -登庁調査という支出項目がありますが。

 「その項目があるかも覚えていません」

 -前回公判終了から今日まで、なにか思い出そうとする努力をしましたか。

 「前回も申し上げたと思いますが、病気のため、医師の診断を受けています。努力とか、努力しなかったとか、そういう次元の事ではございません」

 -努めてみたのかどうかです。実際にあなたが努めてみたのかどうかを教えてください。

 「勾引され、留置され、そういう精神状態ではなく、努力という言葉すら頭には思い浮かんでおりません」

 -あなたは詐欺をしていないという根拠は何ですか。

 「記憶がないので、根拠をお答えすることができません」

2016/2/22
 

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