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元兵庫県議・野々村被告裁判

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 政務活動費(政活費)の不適切支出問題を受け、兵庫県議会への2014年度の公文書公開請求が13年度の8倍近い2463件に急増し、過去最多となったことが9日、分かった。約9割が政活費が対象で、県議会事務局は「政活費の使われ方に非常に関心が高まった」とみている。

 県議会事務局によると、請求は昨年7月、不自然な「日帰り出張」への支出を問われた野々村竜太郎元県議の“号泣会見”を機に急増。問題は他の議員にも飛び火し、市民オンブズマンや報道機関から請求が殺到した。

 結果、延べ171人が2463件の公文書公開を請求。312件だった前年度の約7・9倍に達した。全請求の約9割を、個別の議員や会派に対する政活費収支報告書と添付書類の公開が占めた。

 公開を決めた文書は約21万8千枚に上り、「コピー枚数も桁違いの1年だった」(同事務局担当者)という。

 このほか請求対象となったのは、議員の登庁交通費などで支払われる「費用弁償」の実績や資産等報告書など。県議会は15年度の支出分から、政活費に関する全ての書類を議会ホームページで公開する。(永田憲亮)

2015/9/10

 

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