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元兵庫県議・野々村被告裁判

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野々村竜太郎被告の欠席により初公判の中止が決まった後、傍聴人らを取材する報道陣で混乱する神戸地裁前=24日午後、神戸市中央区橘通2
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野々村竜太郎被告の欠席により初公判の中止が決まった後、傍聴人らを取材する報道陣で混乱する神戸地裁前=24日午後、神戸市中央区橘通2

 政務活動費の不自然な支出をめぐる事件で、詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使の罪に問われた元兵庫県議の野々村竜太郎被告(49)の初公判は24日午後、神戸地裁で開かれる予定だったが、野々村被告が欠席したため公判は中止となった。欠席理由を求めた佐茂剛裁判長に対し、弁護人は「精神的に不安定」と説明した。裁判長と弁護人、検察官とのやりとりは次の通り。

 -開廷時間の(午後)3時になりましたが、被告人は来ていないようですね。

 「もともと先週までの段階では、期日に向けて必要な打ち合わせを済ませてありまして、本日出廷する意向でありました。ただ、期日に向けて精神的に不安定になり、10日くらい前から、精神科の病院にも通院していました。

 22日の夜から、自宅のインターホンを繰り返し、マスコミ関係者と思われる人から鳴らされ、その度に(被告が)110番通報するということを、断続的に続けていたようです。

 本日の早朝、本人としては出廷するために、時間で言うと、午前6時50分ごろに家を出ようとしたところ、ドアを開けた瞬間に、マスコミ関係者と鉢合わせしてしまいました。慌てて家に戻って、精神的にパニックの状態になって、家を出られる状況ではなくなったということで、今日の裁判は欠席したいという連絡が本日の朝8時半ごろメールでありました。

 その後、本人と連絡を取ろうとして、弁護人が車で迎えに行くことも含めて、出廷を促していましたが、どうしても精神的に法廷に出られる状況でないので、欠席させてほしいという強い意向でしたので、残念ながら出席できないという経過です」

 -本人に出頭の意向はあるんですか、ないんですか。

 「もともと、出廷する段取りで打ち合わせをしていたので、出廷の意向はあると、弁護人としては思っております」

 -それは現在もですか?

 「現在でも、家の周りを含めて、マスコミ関係者にカメラを構えた状態で見張られている状況が続いている。本人は、以前にも、カメラを持った方に追い回されてけがをしたことがありまして、追いかけられる、囲まれるということが精神的に負担でしんどい、と。そういうことがなければ、本人としては出廷したいと考えております」

 -今後の出廷の見込み、見通しについてはどういう…。

 「申し上げましたように、本人の意向としては、家を出るところからずっと追いかけられる状況が続けば出られないと申しておりますので、弁護人としては、そういう取材を自粛してもらいたいと考えております。もともと、そういう取材はないという想定で、本人は裁判に行く意向を示していました。取材を自粛してくださいとお願いするしかない状況で、状況が改善されない場合、本人の精神的負担が少ない(出廷)方法をこちらの方で考えたいと思います」

 -本日は、いくら待っても、出廷しないのですね。

 「はい、本日は出廷しません」

 -これについて、検察官の考えをうかがえますか。

 「被告人が出廷しない正当な理由は無いわけですが、被告人がいない以上、本日の進行はできないと言わざるをえません」

 -状況は把握しました。被告人が来ない以上、公判は開けません。本日はこれにて終了になります。次回公判期日については、追って指定ということになります。

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2015/11/24

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