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元兵庫県議・野々村被告裁判

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 政務活動費の不自然な支出をめぐる事件で、詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使の罪に問われている元兵庫県議の野々村竜太郎被告(49)に対する公判が22日午後1時10分から、神戸地裁(佐茂剛裁判長)で始まった。先月26日の初公判に続いて被告人質問があり、検察側の質問が始まった。主なやりとりは次の通り。

 -(裁判長が野々村被告に対し)どちらの耳が聞こえにくいか分かりますか。

 「正確に申しますと、精神的に不安定になると右耳に集中しないと音としての言葉は聞こえますが、言葉の意味や質問の趣旨が理解できないことがあります」

 -(検察官が)ヤフーカレンダーについて聞きます。あなたはカレンダーに記録を入力していましたか。

 「はい」

 -県議在職時代に行動を入力していましたか。

 「はい」

 -県内出張の佐用や城崎に出張したことを入力していましたか。

 「記憶にございません」

 -記憶がないようなので、証拠を示しながら質問したいと思います。(ヤフーカレンダーの記録を示しながら)平成24年6月21日の欄に衆議院傍聴、22日の欄に東京都議会、東京スカイツリー、東京タワーと、21、22日に東京の文字が並んでいますね。

 「はい」

 -6月21、22日にこのように東京に出張に行ったのでしょうか。

 「(しばらく沈黙し)時間が経過しているのではっきりと分かりません」

 -ヤフーカレンダーの記録を示しているのですよ。

 「ヤフーカレンダーに記載した内容かどうか分かりません」

 -これはヤフーカレンダーの内容を印刷したものですが、記載したことに間違いはありませんか。

 「私がこういう内容を入力したという記憶がありません」

2016/2/22
 

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