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元兵庫県議・野々村被告裁判

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 野々村竜太郎被告に対する被告人質問の主なやりとりは次の通り。

 【弁護側】

 -政務活動費(政活費)を使ったときのレシートや領収書はどう管理していた。

 「記憶を確認するのでお待ちください。(しばらく沈黙し)記憶がありません」

 -例えば財布の中にレシートをためていたとか。

 「思い出せません」

 -なぜ記憶がないか思い当たることは。

 「現在、入院・通院をしており、記憶障害の可能性があると診断されている」

 -医者の説明は。

 「不安や緊張などから記憶障害になっている可能性があると」

 -平成23年度の収支報告書で東京、福岡、広島の記述がある。実際に行ったのか。

 「覚えてません」

 -平成25年度の報告書で(兵庫県豊岡市)城崎町、佐用町の記載があるが、行ったのか。

 「覚えてません」

 -検察にあてて書いた反省文では、すべてを認めている。なぜ書いた。

 「(政活費などをめぐる同様の事例では)過去に起訴されたことがないことも認識できたし、反省すれば検事にも理解してもらえると思った。内容はうそ偽りで、非常に後悔している」

 【検察側】

 〈収支報告書に記載がある出張などについて繰り返し質問するが、いずれも「覚えてません」の答えが続く〉

 -(裁判長が)記憶にないのか言いたくないのか、どちらか。

 「記憶にない」

 -(検察官が)報告書を書いたのはあなたですよね。

 「私だけでなく、(県議会事務局の)職員に指摘され訂正した記憶がある」

 -インターネット上のカレンダーを使っていたか。

 「はい」

 -予定か実際の行動を入力していたか。

 「覚えてません」

 -使ったことは覚えているのに、どう使ったか覚えていないのは理解できない。

 「質問の意味が理解できないので、答えられない」

2016/1/26
 

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