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元兵庫県議・野々村被告裁判

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 政務活動費の不自然な支出をめぐる事件で、詐欺などの罪に問われている元兵庫県議の野々村竜太郎被告(49)に対する公判が22日、神戸地裁であり、野々村被告が2014年11月に作成し、神戸地検に提出したとされる反省文を同地裁が証拠採用した。検察側が読み上げた反省文の要旨は次の通り。

 「平成26年11月15日、神戸地方検察庁検察官殿 野々村竜太郎反省文。以下 私は兵庫県警察本部から御庁に書類送検されます虚偽公文書作成・同行使および詐欺事件の被疑者でございます。この度はとりわけ透明性が求められます政務調査費収支報告書、政務活動費収支報告書に虚偽の内容を記載いたしまして、兵庫県議会議長に提出いたしました上、政務調査費、政務活動費という公金を詐取いたしまして、大変な事件を起こしましたのと同時に、それ以上にとりわけ兵庫県民の皆さま方の信頼を裏切りましたことが、大変悪質でありましたことに思い至りまして、毎日大変反省いたし、皆さま方に対し心からおわび申し上げます。

 私は警察では取り調べで、犯しました不正を認識して、取り返しのつかないことが改めまして発覚いたしております。平成26年7月11日、同事態の責任を取りまして、兵庫県議会議員を辞職いたしまして、受け取りました政務調査費、政務活動費を返納いたし、皆さま方に対しまして謝罪の気持ちでいっぱいでございます。西宮市民というだけで私のために肩身の狭い思いをされていたり、自宅や実家など近所の皆さま方が不快な思いをされている姿をニュースで拝見し、警察への取り調べを通じて多くの皆さま方に大変なご迷惑をおかけいたしましたことを毎日大変反省いたし、心からおわび申し上げます。

 刑事告発を受けましてからも多くのご批判のお手紙等をちょうだいいたしまして、そんな中でも叱咤激励のお手紙をいただき、その方との交流を通じて1人でも多くの皆さまのお役に立ちたいと改めまして実感しております。最後になりましたが、このような事件を起こさないことをお誓い申し上げ、心からおわび申し上げます。結びになりますが、本来でございましたら直接お渡ししたいと存じますが、報道機関との混乱を避けたいと存じまして、郵送でご提出することをお許しください」

2016/2/22
 

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