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元兵庫県議・野々村被告裁判

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 野々村竜太郎被告(49)は初公判の被告人質問で「覚えておりません」と繰り返し、「記憶障害の可能性があると診断された」と主張した。事実関係は不明だが、診断書について「(裁判所に)提出できる」と答えた。

 記憶障害は脳が損傷を受けて認知機能を失う高次脳機能障害や若年性認知症などが原因となるが、まつい心療クリニック(神戸市東灘区)の松井律子院長は「野々村被告の場合、それらは当てはまらないだろう」とみる。

 「号泣」した記者会見での態度や、初公判で同じ言い回しを繰り返した様子から「ストレス耐性の低い人に過度のストレスがかかった場合に起こる『ヒステリー性健忘症』が考えられる」と指摘。その上で「磁気共鳴画像装置(MRI)などによる脳の画像診断に加え、心理検査などで反応を見ながら経過観察する必要がある」と述べ、診断は容易ではないとの認識を示した。

2016/1/26
 

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