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元兵庫県議・野々村被告裁判

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 政務活動費の不自然な支出をめぐる事件で、詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使の罪に問われている元兵庫県議の野々村竜太郎被告(49)に対する公判が22日午後1時10分から、神戸地裁(佐茂剛裁判長)で始まり、先月26日の初公判に続き、弁護側が被告人質問をした。主なやりとりは次の通り。

 -少し前の検察側の質問について、前回多くのことについて記憶がないと答えていたのに、詐欺について「やっていない」と言える根拠を問われましたね。

 「記憶にございません」

 -この裁判は、うその収支報告書を提出して詐欺をしたのではないかが問題になっています。記憶にないのに「詐欺をやっていない」と言える理由は何ですか。

 「話が少し長くなってもよろしいでしょうか」

 -いえ、短く結論だけお願いします。質問を変えます。うそと分かって収支報告書を出した記憶はありますか。

 「ございません」

 -間違いがあるかもしれない、と思いながら出した記憶はありますか。

 「まったくございません」

 -収支報告書をつくったときの状況について、何か覚えていることはありますか。

 「最初、罪状認否で申し上げた通り、収支報告書の作業の一つ一つ、具体的な内容の記憶がまったくないのです。作業を行ったかどうかも分かりません」

 -記憶にないから(検察側の主張を)認められないということではないですか。

 「作成作業の具体的な内容の記憶がまったくないので、作業を行ったかどうかすら分かりません」

2016/2/22
 

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