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元兵庫県議・野々村被告裁判

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顔を伏せ神戸地裁に車で入る野々村被告とみられる男性=25日午前、神戸市中央区
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顔を伏せ神戸地裁に車で入る野々村被告とみられる男性=25日午前、神戸市中央区

 政務活動費(政活費)の不自然な支出をめぐる事件で、詐欺などの罪に問われた元兵庫県議、野々村竜太郎被告(49)の論告求刑公判が25日、神戸地裁であり、同被告は最終意見陳述で「収支報告書を個々具体的に作成した記憶がございません」と述べた。検察側は懲役3年を求刑。弁護側は「議員辞職して相応の社会的制裁も受けている」などと主張した。この日で結審し、判決の言い渡し期日は7月6日に指定された。

 野々村被告の意見陳述の内容は次の通り。

 「裁判所のお心遣いにお応えする上で、最後に一言申し上げたいと思います。私の発言は全て証拠になることを踏まえまして、意見を申し上げます。この裁判の中で、私は多くの質問を頂戴しましたが、時間が経過致しました上、医師の診断で、解離性健忘症の可能性もございますことに加えまして、個々、具体的に収支報告書を作成致しました時の記憶がございませんので、お答えすることができず、説明責任を果たせていないことにつきまして、誠に申し訳ございません。

 また、取り調べ、公判を通じまして、初めて、収支報告書に虚偽の内容が含まれていたことが分かりました。その上、公判を欠席しまして、大変深く反省致しますとともに、県民、ご近所や裁判官、検察官のみなさん、弁護人の先生方、報道機関、国民のみなさまに心から謝罪致します。誠に申し訳ございません。

 最後に、このような事件を二度と起こさないことや、1人でも多くの方を幸せにすること、少なくとも、他人にご迷惑をおかけしないことを誓約致しまして発言を終わります」

2016/4/25
 

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