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元兵庫県議・野々村被告裁判

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野々村竜太郎被告
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野々村竜太郎被告

 政務活動費(政活費)の不自然な支出をめぐる事件で、詐欺などの罪に問われながら、昨年11月の初公判を欠席した元兵庫県議の野々村竜太郎被告(49)について、神戸地裁が今月26日のやり直し初公判に向けて、被告人を強制的に出廷させる「勾引状」を発付したとみられることが捜査関係者への取材で分かった。同被告が今回も出廷を拒んだ場合、神戸地検などが身柄を拘束し同地裁に移送する。

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 初公判は昨年11月24日に指定されたが、同被告が姿を見せなかったため延期に。弁護側によると同日朝、「精神的に不安定」などと欠席を訴えるメールが届き、説得しても出廷を拒んだという。

 刑事訴訟法などによると、裁判所は初公判前、被告人に出廷を命じる召喚状を送付。被告側から体調不良を示す診断書の提出などがあれば、期日を変更することもある。

 しかし、正当な理由がないのに欠席の恐れがあると判断すれば勾引状を発付。執行する必要性が高まれば、検察事務官らが被告人を裁判所まで強制的に連れてくる。

 起訴状によると、野々村被告は2011~13年度の政活費の収支報告書に架空の日帰り出張費計344回分を計上。改ざんした領収証を添付するなどして県議会議長に提出し、約913万円を詐取したとされる。

2016/1/22
 

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