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感染を防ぐため、路線バス車内の消毒が行われた=2009年5月19日、姫路市内
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感染を防ぐため、路線バス車内の消毒が行われた=2009年5月19日、姫路市内

感染を防ぐため、路線バス車内の消毒が行われた=2009年5月19日、姫路市内

感染を防ぐため、路線バス車内の消毒が行われた=2009年5月19日、姫路市内

■神戸で感染確認 国内初、市民生活を直撃

 厳戒態勢を敷いた水際を、新たなウイルスがすり抜けた-。

 2009年5月、海外で多数の死者を出した新型インフルエンザに、兵庫県立神戸高校(神戸市灘区)の渡航歴のない男子生徒が感染していることが確認された。国内第1号の患者だった。人には免疫がなく世界的大流行が懸念されるため、同市はメキシコなど流行地からの帰国者への健康観察を徹底していただけに衝撃は計り知れなかった。

 その後も患者は増加。強毒化しないのか、どんなルートで感染したのか-。「見えない敵」への恐怖が、市民生活に影を落とした。

 全県立高校と県内全市町の小中学校園が休業し、医療機関では発熱外来の受診者が殺到。宿泊キャンセルや買い控えなどで地域経済も打撃を受け、民間研究所の試算では関西で2千億円超の損失が生じた。神戸まつりのメインイベントも5月から7月に延期された。

 発生確認から約10カ月間で、県内推計患者は約91万人、死者は15人を数えた。流行が沈静化した後も、新たな「新型」発生に備え、外出の自粛要請などを可能にした特別措置法が13年に施行された。県も同法に基づく行動計画で、病院を重症者の治療に特化させるなどの対策をまとめた。訪日客が増える中、病原が侵入しても混乱しない社会の構築が急務だ。(佐藤健介)

【5月の主な出来事】

15日 サッカーJリーグ開幕(1993年)

    被災者生活再建支援法が成立(98年)

16日 オウム真理教の麻原彰晃教祖を逮捕(95年)

    神戸の高校生、新型インフルエンザ感染確認(2009年)

17日 大阪都構想の住民投票で反対多数。橋下徹大阪市長が政界引退表明(15年)

18日 ストーカー規制法成立(00年)

19日 水俣病未認定患者らが紛争終結の協定調印(96年)

20日 豊岡市の放鳥コウノトリのひな誕生。国内の自然界で43年ぶり(07年)

21日 裁判員制度が開始(09年)

2018/5/15
 

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