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「酒鬼薔薇聖斗」を名乗る少年から神戸新聞社に届いた犯行声明文=1997年6月4日
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「酒鬼薔薇聖斗」を名乗る少年から神戸新聞社に届いた犯行声明文=1997年6月4日

「酒鬼薔薇聖斗」を名乗る少年から神戸新聞社に届いた犯行声明文=1997年6月4日

「酒鬼薔薇聖斗」を名乗る少年から神戸新聞社に届いた犯行声明文=1997年6月4日

■男児の遺体一部発見 犯行声明文で社会挑発

 遺体のそばにあった紙片には、こう書かれていた。「さあゲームの始まりです」。1997年5月27日朝。神戸市須磨区の中学校前で、3日前から行方不明になっていた小学6年土師淳君=当時(11)=の遺体の一部が見つかった。

 6月4日には、神戸新聞社に犯行声明文が届いた。定規を使ったような独特の筆跡に、赤い文字。差出人は「酒鬼薔薇聖斗(さかきばらせいと)」。同月28日に逮捕されることになる「少年A」は、当時中学3年の14歳だった。

 少年はそれ以前にも小学生4人を襲っており、このうち3月に頭部をハンマーで殴られた小学4年山下彩花ちゃん=同(10)=が死亡。神戸家庭裁判所の審判で医療少年院に入った少年は2005年1月に出院し、22歳で社会復帰した。

 事件後、少年法は厳罰化を重ねた。01年には刑事罰の対象が16歳以上から「14歳以上」に引き下げられ、故意に人を死なせた16歳以上は原則、検察官に送致(逆送)されることになった。その後も3度にわたって改正されたが、専門家らの間では「少年法の主眼は保護や更生。理念に反する」との意見も根強い。

 一方、医療少年院を出てから10年半が過ぎた15年6月、加害男性は突如として手記「絶歌」を出版。遺族らは強く反発し、加害者による出版規制を求める声も上がった。(田中陽一)

【5月の主な出来事】

22日 小泉純一郎首相が再訪朝。拉致被害者の家族5人帰国(2004年)

    東京スカイツリー開業(12年)

23日 個人情報保護法が成立(03年)

24日 日米防衛協力ガイドライン法成立(1999年)

    神戸で主要国環境相会合が開幕(08年)

25日 ハンセン病訴訟で国が控訴断念(01年)

26日 主要国首脳の伊勢志摩サミット開幕(16年)

27日 神戸・須磨の中学校正門前で土師淳君の遺体の一部発見(97年)

28日 松岡利勝農相が議員宿舎で自殺(07年)

2018/5/22
 

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