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姫路城の世界文化遺産登録決定に沸き立つ関係者=1993年12月10日未明、姫路市本町
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姫路城の世界文化遺産登録決定に沸き立つ関係者=1993年12月10日未明、姫路市本町

姫路城の世界文化遺産登録決定に沸き立つ関係者=1993年12月10日未明、姫路市本町

姫路城の世界文化遺産登録決定に沸き立つ関係者=1993年12月10日未明、姫路市本町

■白亜の美、受け継ぎ400年

 姫路城はこの夜、日付が変わった後もライトに照らされていた。午前1時、城内の迎賓館で待つ戸谷松司市長(当時)が電話を取ると満面に笑みが広がった。世界文化遺産への国内初登録決定を知らせる吉報。12月11日に正式登録された。

 築城完成は1609年。400年以上前の姿を今に伝えるのは奇跡的だ。明治の廃藩置県後はお化け屋敷のように荒廃し、売却が検討されたこともあった。姫路空襲では周辺の市街地が焼け野原になる中、不死鳥のように生き延びた。

 シラサギにたとえられる優美な姿は、昭和、平成の大修理を経て維持されてきた。世界遺産決定時は、大天守の「昭和の大修理」(56~64年)を支えた匠(たくみ)たちの多くが健在で、棟梁(とうりょう)の和田通夫さんは「娘を嫁にやる時のような気持ち」と城への思いの深さを語った。

 平成の大修理(2009~15年)では、半世紀の風雨で傷んだ壁や屋根が修復された。数年にわたり大天守を覆った工事用建屋(素屋根)が取り外された時、まばゆい白さに驚いた。「白すぎ城」とやゆされたが「白亜」の城の希少性を知らしめる機会にもなった。

 近年は観光地を格付けするミシュラン・グリーンガイド・ジャポンが最高ランクの三つ星をつけ、フランス人観光客らが急増。その価値は全世界に認められつつある。(田中伸明)

【12月の主な出来事】

 4日 東北新幹線が全線開業(2010年)

 5日 広島の原爆ドームが世界文化遺産に(1996年)

    将棋の羽生善治さんが史上初の永世7冠(17年)

 6日 特定秘密保護法が成立(13年)

 7日 タリバン政権崩壊(01年)

 8日 尼崎公害訴訟で和解成立(00年)

 9日 姫路城が国内初の世界文化遺産に決定(93年)

    介護保険法成立、00年に制度スタート(97年)

10日 新生党、公明新党などが合流し新進党結成(94年)

    加西市で小学生の兄弟が飲酒運転の車にはねられ死亡(11年)

2018/12/5
 

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