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牛肉偽装の経緯を話す西宮冷蔵の水谷洋一社長=2002年1月23日、西宮市西宮浜3 神戸新聞NEXT
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牛肉偽装の経緯を話す西宮冷蔵の水谷洋一社長=2002年1月23日、西宮市西宮浜3

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■企業モラル崩壊の連鎖

 スノーブランドが、再び地に落ちた日だった。

 雪印食品が、牛海綿状脳症(BSE)の発生を受けて国が実施した国産牛肉の買い上げ事業を悪用していたことが発覚した。売れなくなった輸入牛肉を、国産牛肉用の箱に詰め替える偽装手口で、約2億円をだまし取っていた。

 発覚のきっかけは告発だった。声を上げたのは、偽装の現場になった兵庫県西宮市の倉庫業「西宮冷蔵」の社長だった水谷洋一さん(65)。詰め掛ける報道陣に対し、水谷さんは実名、顔出しで取材に応じた。

 「このような社会悪が私たちの倉庫で行われたのは遺憾」。開口一番、そう語気を強め、偽装が行われた経緯を語り始めた。

 雪印食品の親会社である雪印乳業が起こした集団食中毒事件の記憶も、まだ色濃く残っていた。告発は、スノーブランドの企業モラルの危機をあぶり出した。

 「犯罪に等しい」(武部勤農相)「火事場泥棒」(焼き肉チェーン店社長)。雪印食品を糾弾する声が相次ぎ、発覚の日の夕方には、神戸市内の生協店舗も同社の全商品を撤去した。

 告発で、不正の連鎖を断ち切る-はずだった。だが食品偽装やデータ改ざんは後を絶たない。神戸・元町の街頭には、不正の根絶を訴え続ける水谷さんの姿が、今もある。(段 貴則)

2019/1/22
 

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