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食中毒の被害家族が中国製冷凍ギョーザを購入したスーパーには注意を促す紙が張られた=2008年1月30日、加古川市内 神戸新聞NEXT
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食中毒の被害家族が中国製冷凍ギョーザを購入したスーパーには注意を促す紙が張られた=2008年1月30日、加古川市内

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■輸入食品への信頼揺らぐ

 始まりは警察からの一報だった。何が起きたのか。雲をつかむような心境で兵庫県高砂市の被害者宅に走った。

 「突然、激しい吐き気に襲われた」「手足の震えが止まらなかった」「もう死ぬんだと思った」-。毒性の強い有機リン系殺虫剤が入った中国製冷凍ギョーザを食べた直後の異変を、両親と高校生の次男の3人が青ざめた表情で語った。

 印象に残ったのは、取材中に3人が医師の初期対応への感謝を何度も口にしたこと。通院は続いたが、3人とも奇跡的に回復した。

 3人が運ばれたのは自宅近くの高砂市民病院。当直はたまたま内科医だった。「発症が急」「症状が激し過ぎる」「単なる食中毒ではない」。原因が分からない中、処置に当たった医師らは過去の経験から直感で有機リン系中毒を疑い、胃洗浄や血液検査を実施。素早い判断が命を救ったと後の取材で知った。被害者家族は数カ月後、同病院に「救急医療に役立てて」と500万円を寄付した。

 2010年、ギョーザに注射器で殺虫剤を混入したとして中国の製造工場の元従業員が逮捕され、14年に無期懲役刑が確定した。食の安全や輸入食品への信頼をゆるがせた事件の解決にも、被害者家族は「忘れたい。そっとしておいてほしい」と言葉少なだった。恐怖の大きさをあらためて感じた。(宮本万里子)

2019/1/29
 

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