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津波で大きな被害を受けた被災地=2011年3月19日、宮城県名取市内 神戸新聞NEXT
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津波で大きな被害を受けた被災地=2011年3月19日、宮城県名取市内

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 同僚2人と神戸から車で一晩をかけて、宮城県の沿岸被災地に入ったのは震災発生から1週間が過ぎたころだった。

 すでに死者・行方不明者は、戦後最悪の自然災害といわれた阪神・淡路大震災(1995年)を超えていた。20年もたたぬうちに、マグニチュード(M)9・0という途方もない巨大地震に列島が見舞われるとは思いもよらなかった。

 ヘリコプターが空を行き交い、泥をかきわけて不明者の捜索が続く。辛うじて残った建物の上に車が乗っかっている。津波にすべてをさらわれ、果てなく広がる“町の跡”に立ち、何から伝えるか。車のガソリン不足もあり、取材範囲を絞ってともかく被災者の声を拾った。

 体育館の避難所でお年寄りが毛布にくるまって寒さに震えていた。そこにボランティアが、医師や看護師が、応援の自治体職員がかけつける。兵庫の人が目立った。頼もしかった。私たち記者にとっても、東北の被災地を通してあらためて阪神・淡路を深く見つめ直す契機になった。

 思い出す人がいる。

 ある避難所で会った女性で、父が行方不明になっていた。父のかわいがっていた老犬が彼女のそばを離れない。目に涙をためながら「遠いところから来てくれてありがとう」と、その人は言った。(岸本達也)

2019/3/13
 

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