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ノーベル医学生理学賞に決まり、会見する山中伸弥京都大教授=2012年10月8日、京都市左京区
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ノーベル医学生理学賞に決まり、会見する山中伸弥京都大教授=2012年10月8日、京都市左京区

ノーベル医学生理学賞に決まり、会見する山中伸弥京都大教授=2012年10月8日、京都市左京区

ノーベル医学生理学賞に決まり、会見する山中伸弥京都大教授=2012年10月8日、京都市左京区

■iPS治療確実に歩み

 午後8時前、100人を超える報道陣で埋まった京都大の大会議室。ノーベル医学生理学賞が決まった山中伸弥教授は、席に座ると表情を引き締めた。自身が開発し、受賞理由となった人工多能性幹細胞(iPS細胞)の研究が、途上であることを強調。難病治療を待ちわびる患者への思いを問われ「私たちも日々挑戦している。希望を持っていてほしい」と述べた。

 iPS細胞は再生医療や創薬への利用も期待される画期的な成果。ただ、研究のために小学6年で体細胞を提供した明石市の山本育海(いくみ)さんら、患者と直接接してきただけに、受賞には喜び以上に責任の重さを感じていたに違いない。

 だが、その表情が和らぐのを担当記者は2回見ている。「うわあ、うれしいなあ」。会見翌日の取材で、神戸大医学部時代の同級生らが喜ぶ姿を報じた神戸新聞を手渡した時。さらに、翌々日、神戸製鋼ラグビー部で黄金期を築いた平尾誠二さんからの祝福コメントを伝えた時。進学先に「憧れの街」神戸を選んだ山中教授は、大学でラグビーに打ち込み、平尾さんの存在も憧れだった。

 その神戸で、目の難病の患者にiPS細胞を使った臨床研究を、理化学研究所などと共に続ける。山中教授の挑戦は治療の実用化に向け、確実に歩みを進めている。(石崎勝伸)

2018/10/2
 

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