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事故の約1時間半前の歩道橋。花火の見物客であふれていた=2001年7月21日、明石市大蔵海岸通1(近くの住民が撮影)
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事故の約1時間半前の歩道橋。花火の見物客であふれていた=2001年7月21日、明石市大蔵海岸通1(近くの住民が撮影)

事故の約1時間半前の歩道橋。花火の見物客であふれていた=2001年7月21日、明石市大蔵海岸通1(近くの住民が撮影)

事故の約1時間半前の歩道橋。花火の見物客であふれていた=2001年7月21日、明石市大蔵海岸通1(近くの住民が撮影)

■「群衆雪崩」11人の命奪う

 歩道橋内に設置された手すりは、波打つように曲がっていた。周辺にいた人には幅1メートル当たり最大約250キロの重圧がかかったと専門家は推計した。

 夏休みが始まったばかりの週末。明石市のJR朝霧駅と花火大会会場の大蔵海岸を結ぶ歩道橋は見物客でひどく混雑していた。歩道橋は海岸側の階段が狭くなるボトルネック構造。しかも階下に夜店が密集していたため、滞留はますます激しくなっていった。

 午後8時45~50分ごろ、見物客がゆっくりと倒れ始め、周囲を巻き込んでいった。この「群衆雪崩」により、0~9歳の子どもと高齢者の計11人が命を落とし、247人が負傷した。

 事故の責任を問う声は、主催者側の明石市、警備会社に加え、雑踏警備の要員を配置していた警察にも向けられた。兵庫県警は〝身内〟の明石署などへの捜索を経て3者の計12人を書類送検。現場対応した5人は起訴され有罪となったが、同署の最高責任者の署長と副署長は不起訴となった。

 遺族は副署長の起訴を求めて検察審査会に再三、申し立て(署長は2007年に死亡)、法改正を追い風に10年4月、全国初の強制起訴に持ち込んだ。しかし、最高裁まで争っても時効を理由にした免訴の判断は変わらなかった。判決確定は、事故から15年後の16年7月だった。(田中伸明)

【7月の主な出来事】

17日 堀江謙一さんがヨット単独太平洋横断を40年ぶりに再現し米到着(2002年)

    サッカー女子W杯で日本初優勝(11年)

18日 55年体制終わる。総選挙で自社敗北(1993年)

19日 2千円札発行(00年)

20日 舞鶴若狭自動車道が全線開通(14年)

21日 明石歩道橋事故。花火見物客ら11人死亡(01年)

    三菱重工業が神戸での商船建造廃止発表(10年)

22日 フセイン元大統領の息子2人を米軍殺害(03年)

23日 連続幼女誘拐殺人の宮崎勤容疑者逮捕(89年)

    全日空機ハイジャック、機長刺殺の男逮捕(99年)

2018/7/17
 

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